女性の着物の長さ「着丈」は身長と同じがちょうど着やすいです。

身長が高くても低くても首から上の長さ（頭の部分）はほぼ一定なので、その分がおはしょりになり、たくし上げて着ます。

よくアンティーク着物や自分より大分背が低いおばあちゃんの着物をもらったりすると短かいのは身長に合わせて着物が短いからです。おはしよりの無い着物は着にくいです。

おはしょりについてはこちらも見てくださいね。

着物の着方でスリムで脚長に見せるポイント１おはしょりの長さと役割☆ごとうゆうこ、初めての着物に出会う21

着物をスリムに脚長に着る方法１「おはしょり」って何？☆ごとうゆうこ、初めての着物に出会う20

昔は着物が古くなると布団に縫い変えました。

肩からかけるとおはしょりの長さが足にかかりちょうどいい長さになります。

ご存知の方もあると思いますが、「かい巻き布団」と言って着物の形をした掛け布団があります。着物の形になっていて中に綿が入れてあります。布団をかける時は袖に手を通します。肩まですっぽりとかけられるので暖かいそうです。私は見たことはありますが、体験したことはありません。

古くなってお布団に穴があいたりしたら良いところだけ取って座布団に仕立て変えました。穴があいた布はお風呂での垢すりなどにも使いました。

女性の着物の長さは実に合理的に考えられていて、最後の最後まで布を大切に使い回していたのですね。

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