
装華塾のnoteはじめます
はじめまして。岐阜と京都で130年以上続く呉服屋の四代目女将(社長)をしていました、山本由紀子と申します。
着物のことをもっと日常的に楽しめるようになってほしい。
日本の素晴らしい文化を知って、この国を、そして自分自身をより愛せるようになってほしい。
そうした想いからnoteを始めることしました。
noteでは着物や着付けのことを中心に、日本の文化・精神・美意識、京都の日常などを楽しくお伝えしていこうと思います。
このnoteでお伝えすること
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着物のこと、着付けのこと
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装華塾のこと
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日本文化のこと
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京都のこと
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呉服店の裏側
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日々のこと
季節に応じて、感じたことを綴っていきます。
はじめての投稿となる今回は、私の自己紹介をいたします。
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自己紹介

あらためまして、山本由紀子と申します。
岐阜県で明治23年(1890年)創業、130年以上続く山本呉服店の一人娘として生まれました。金沢の呉服屋で修行の後、山本呉服店に戻りました。四代目として事業を引き継ぎ、「着物にまっすぐ」向き合ってきました。
2018年に娘が五代目の社長に就任しました。それを機に私は京都の町家に「京都室町サロン」を開設、着物の販売だけでなく、着物を楽しむイベントや講演などを通して着物の素晴らしさを伝える活動を始めました。

現在は、装華塾(しょうかじゅく)という、着付けを学ぶ場の主宰もしております。
2021年に作法やしきたりだけではなく、その奥深くにある美意識や人としての「あり方」を磨く書籍『品格の教科書』(サンマーク出版)を出版しています。

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装華塾について

装華塾でお伝えしている着付けは、ただ着るだけではなく「楽に、早く、美しく」日常の暮らしで「普通に動ける」着付けです。
「楽に」着物は苦しい、難しいという常識が変わります。
「早く」自分一人で20〜30分で着られるようになります。
「美しく」着崩れしないので、ずっと美しいまま過ごせます。
「動ける」締め付けないので、動ける走れる。
「着物を着ているのを忘れる」と言われます。
同時に、装華塾では着方だけでなく、着物の歴史や素材、格や所作を学ぶことで、どのようなシーンで何を着ればよいかがわかります。
さっと着物を着て出かけられる自分に自信が持てるようになります。自然に凛とした姿勢になり、内側からキラキラと輝きを増します。
着物や着付けを通して、日本が長い年月をかけて大切にしてきた文化・精神・美意識を学び「つよく 美しく なる」これが装華塾の理念です。

オンラインで開催している装華塾はベーシッククラスから、アドバンスクラス、マスタークラスへとステップアップしながら学びを深めていくことができます。
年に1、2回、新しい期のベーシッククラスを開講しますので、その際はこちらのnoteでもお知らせいたします。
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日本の心を伝えていきたい

呉服屋の一人娘として、育ててくれた祖父母から毎日の生活の中で優しく厳しく教わってきたこと。父が見せてくれた社長として、人間としてのあり方。学生時代、京都で素晴らしい師から茶道、花道、習字、舞踊などを学んだこと、所作や作法その裏側にある精神など、身を寄せていた親戚のおばあさんから日々学びました。
京都や金沢では着物のみならず、興味の赴くまま様々な伝統文化や工芸に触れてきました。
料亭ではお客様を迎える季節の設えやお料理の美しさ、美味しさを提供するこだわり。陶器を作る職人さんは技術を磨くのはもちろん、使う人の場面に心を寄せて作られている思いに触れて感動しました。
すべてが呉服屋の女将として、お客様の大切な着物の購入に責任を持って携わるための知識と技術、経験となりました。着物のプロとして、問屋さん職人さんとの信頼関係も相手の立場になることから築いてきました。
着物が出来上がるまでには、多くの工程があります。着物の原料となる絹糸は、蚕(かいこ)が作る繭(まゆ)から作られます。貴重な糸を作ってくれる蚕を育てる人たちは敬意を払って「お蚕さん」と呼びます。(糸のことを話しだすと長くなってしまいますので、またの機会に…。)
絹糸が着物になるには大きく2種類の製法があります。
糸の段階で色を染めて織る「先染め」白い糸のまま織って反物にしてから染める「後染め」その2つです。それぞれの部門、工程は専門の知識や技術を磨いた職人さんの手を経て出来上がります。ここでは紹介しきれない数多の工程と物語があります。
お客様に買っていただいた後も、反物から着物にするのにも様々な加工を施します。この過程でも職人さんたちの技術と心遣いがあります。
そういった外からは見えない職人さんたちの努力を束ねてお客さまに最も相応しいものをご提案するのが呉服屋の仕事です。着られる場面を想定して最もお似合いになる着物を選び、美しく輝く様にコーディネートします。買っていただいた後、安心して着られる着付やお手入れのサポートも欠かせません。今まで学んだ精神や美意識をフル活用して臨んで来ました。
すべての日本文化は着物を着て成り立ってきました。着物が基礎となり、日本の美意識を育んできました。それぞれの文化や伝統の精神は繋がっていて共通です。
残念ながら、そうした日本古来の美しい文化の担い手が今どんどんと居なくなり。消えつつある…という状況にあります。
長年、着物にまっすぐ向き合ってきた私だからこそ、できることがあるのではという使命感にも似た想いがあります。
日本の素敵な文化や技術、精神、美意識なども、このnoteを通して、着物を楽しみながら軽やかにお伝えできれば…と思っています。
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ここまでお読みいただきましてありがとうございます。
本日より、装華塾のnoteがはじまります。
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着物のこと、着付けのこと
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装華塾のこと
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日本文化のこと
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京都のこと
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呉服店の裏側
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日々のこと
これから、さまざまなことを綴っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
装華塾 山本由紀子



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