お金で換算するか、心で決めるか?☆「品格の教科書」P128お天様さまが見ているものは「あなたの本気」です。

品格の教科書

「しまった! 花蝶さんに傘を忘れた」

今朝、ホテルで目覚めて気付いてしまいました。

 

 

昨夜は心友、高橋鉄平さんが銀座の老舗料亭「花蝶」さんの中でオープンした会員制の「砂bar」へ行きました。みっちゃん(西美津江さん)が日替わりママを務める「スナックおみつ」の日だったからです。

 

みっちゃんに着物の着付けを教えするつもりでバーのオープンより早く約束していました。

 

着物のみっちゃんが今日のママ「おみつ」

 

ホテルに荷物を置いて向かおうとしたら、すごい風と雨!

会いに来て下さった友人も傘がなかったので「私が一緒にお返ししますから」と2本借りて出かけました。

 

折りたたみの傘は部屋におきっばなし、スゴイ風にしっかりした傘で良かったと思いました。

 

楽しい時間を過ごして、ほろ酔いの帰りにはすっかり雨も止み、すっかり傘のことは忘れていました。

 

「砂bar」は入れ替わり立ち替わり、席の空きがありません。

 

 

 

気付いてしまうと気になります。

往復20分歩いて取りに行くのも面倒だなぁー、

タクシーに乗って往復するか?

いろいろ、ぐるぐると考えました。

 

宿泊費からすれば、傘の2本くらい問題にはならないでしょう。

というのも、部屋には一本の傘が用意されていました。

 

部屋には傘を持っていない人のために傘が備え付けられているのでしょう。その心遣いは素晴らしいなあと思いました。

 

だからと言って、借りたものを返さない理由にはなりません。

 

 

「必ず返しますから」と自分で言ったのに、自分の心が痛みました。

 

 

ホテルの名前が書いてある傘は花蝶さんでは処分するしかないでしょう。

お客様に貸すこともできません。

私の不注意でゴミを増やすの??

ホテルへ返せば、私のように「助かった」と思う人の役に立てるでしょう。

 

それってお金の問題じゃないよね。

 

お金で判断する、効率で考えるのはなんてさもしい思考なのでしょう。

 

誰も見ていなくても、誰も文句を言わなくても

「お天道様が見ている」

 

 

自分の気持ちに汚点を残すのはやめよう。

 

 

今ならまだ間に合う。

一番は自分の気持ちを裏切らないために、傘を取りに行く選択をしました。

 

花蝶さんのすぐ近くの広い歩道橋の上ではスカイツリーが真ん前に見えます。よくドラマのロケが行われているとか。

 

和風の玄関に、「花蝶」のモダンな看板

 

傘を受け取ったホテルのフロントの人はびっくりされていました。

「わざわざ取りに行かれたの?」と言わんばかりでした。

これでいい!

「お天道様に見られても恥ずかしくない」私はホッとしました。

 

 

第45回 京裳苑

 

■ とき   6月4日(土)5日(日)6日(月)

■ 場所   京都・平安神宮前 みやこメッセ

■ 主催   (株)山本呉服店

 

*山本呉服店のお客様、特別ご招待の方のみとなります。

見てみたいと思われる方はお問合わせからメッセージを入れてください。

 

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「品格の教科書」は全国の書店さん、

またはアマゾンで手に入ります。

 

 

 

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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