袋帯と名古屋帯はどう違いますか?どうして名古屋の地名が帯についているのですか?☆ごとうゆうこ、はじめての着物に出会う15
ごとうゆうこ、はじめての着物に出会う
「袋帯と名古屋帯はどう違いますか?」ゆうこさんに聞かれました。
まず見たところが違います。
袋帯は長い長方形です。
名古屋帯は途中が三角形になっていてそこからは幅が半分に狭くなっています。
実は名古屋帯は戦後に生まれたものです。
「帯をもっと軽く簡単に結べたらいいのに」と工夫されたことから生まれました。生みの親は名古屋女子大学の創始者の学長さんです。だから名古屋の名前が帯に付いたんです。
袋帯は前に巻く部分は幅を半分に折って胴に2回巻きます。半分に折ると量は2倍になり2回巻くと とても嵩張りますし重く巻きにくいです。その部分は不要だから初めから幅を狭くしてしまったのが名古屋帯です。
ただし、名古屋帯は簡略化しただけに正式の格式ではありません。
振袖や留袖には絶対しませんし、訪問着にもよほどでない限り結べません。なぜならば略式にした帯だからといことです。
帯の格を一生懸命覚えるより理由から考えれば当たり前のお話なのですね。
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