「金箔」の作り方☆金沢、東茶屋で金箔を思う
「東茶屋へ来たらこれを食べないとね」ワクワク系マーケティング実践会の友人達とセミナー合宿に金沢へ行ってきました。なんでもやってみる好奇心旺盛な男性3人は東野茶屋の入り口で売っている金箔ソフトを食べました。ソフトクリームの上には豪華にふわふわの金箔で覆われていました。
金沢は金箔の生産量日本一で、そのシェアは99パーセントを占めています。加賀藩主、前田利家が金箔好きの豊臣秀吉から加賀で金箔製造を命じられたのが始まりとされています。東茶屋の箔一の店舗の中には秀吉が好んといわれる黄金の茶室があります。
江戸時代には「箔打禁止令」によって江戸と京都以外では金箔を製造することを禁止されたのですが、金沢城の焼失で金箔が大量に必要となったために江戸や京都から職人が集められ、技術が蓄積され今に至ります。
実は私は短い期間ではありましたが、金沢の呉服屋さんにお勤めしていました。その時にお客様である金箔屋さんに連れて行ってもらってお話を聞かせてもらったことがあります。
金は「箔打(はくうち)」といって、金を和紙に挟んで機械で叩き0.0003ミリまで薄く漉く延ばします。
その後、箔打紙に変え0.0002ミリまでさらに伸ばします。
10.8センチ四方の正方形に竹べらで切って一枚づつ和紙に挟みます。ふわふわの金箔を切るにも、移動させるにも竹が使われます。
京都の金閣寺などの金箔には四角い模様はこの正方形の金箔を貼った柄です。金閣寺には20万枚も貼られています。
金箔を挟んでいた和紙は油の吸収がよいために「あぶらとり紙」として売り出されています。
金箔屋さんでは夏の猛暑でも決して窓を開けません。
ふわふわの金箔は風があれば飛び散ってしまいます。埃でさえ金箔を含んでいて、集めると大変な金額になります。掃除をして集めた埃を濾して金箔を取り出してまた金箔にするのです。
金は相場によって大きく値段が変わるので、箔やさんでは金の相場が安くなると大量に買い込みます。安いときは奥さんがネックレスや指輪にして身につけ、高くなると金箔にして加工するのでなくなってしまうのだと笑っていらっしゃいました。
純度の高い金は色があせることはなく、輪島塗、九谷焼、仏壇、着物など伝統工芸にはいろいろなところで使われていて、華やかさや豪華さを表現するには必需品です。
昔は金沢駅の裏、今の西口あたりに天井が低い建物の金箔屋さんが軒を連ねていました。今はどこでやっているのだろうと思いを馳せました。
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