ありがとう!2020年

由紀子の日々

2020年もあと1日になりました。

コロナに明け暮れた年でしたが、世界中の誰もにとって毎年とは大きく違った年であったことは事実でしょう。みなさんにとってどのような年だったでしょうか?

 

私は今年ほど色々なジャンルの素敵な人に出会った年はありませんでした。

 

多い時には毎日リモートで開催のイベントやセミナー、友人との話し合いや飲み会、、、リアルに会うことは制限されたのですが、それ以上に色々な人と頻繁に話せました。リアルで会うことしか考えられなかった昨年までに比べればその気になりさえすれば、どこにいるかは関係ありません。諦めることもありませんでした。

そしてリアルに会えた時は今まで以上に嬉しくて親近感を感じました。

 

オンラインでしか会ったことがなかった方と会えた時も、旧知の親友のように懐かしく感じました。

 

そういう出会いをつないでくれた友人に感謝しかありません。

 

 

 

今まで学校や職場へ毎日通うこともイベントが

予定どおり開催されることも当たり前じゃないことに気付きました。

 

「当たり前は普通ではない」ありがたいことなのだと思いました。

 

 

日本中、世界中が一度に止まったことで、日常の仕事も止まりました。そんな中で何ができるんだろうと考え、やったことは新しい種まきとなりました。

 

江戸時代の呉服屋の女性経営者が次々と起こる難題を知恵を生かして乗り越えていく小説「商い正傳 金と銀」にこのような件があります。

万難尽きてもうだめだと思った時に儒学者が来て「調子がいいときは気をつけよ。もう悪い芽が密かに用意されている。反対にどうしようもないと思った時にはすでに新しい希望の芽が用意されている」と教えたのです。

これは中国の「菜根譚」にある言葉です。

私も京都へ来た時にある尊敬するメンターの先生に教えていただきました。

 

このコロナ禍ももう新しい芽が用意されていると思えるのです。ただ、いつか元に戻るのを待っていたり、口を開けて幸運がやってくるのを待っているだけでは良い芽は出て来ないでしょう。きっと時代の変化から置いてきぼりを食います。

 

こんなに一生懸命にやったのに成功できなかった、何にもならなかったこともいっぱいあったけど、思い立ったことは結果を恐れずにやってみたことは愉しかったです。来年に向けて新しい希望がいっぱい待っている気がします。

 

 

今日はキレイな虹が出ました。

山に雪雲がかかると虹がかかります。これからは虹が頻繁に出る季節です。とうとう冬将軍が雪雲を連れてやってきたな、いつもは冷めた目で見ています。

でも今日の虹は来年に新しい希望をつないでくれる象徴に思えました。

みなさまに取っても良い年となりますようお祈りしています。

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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