京都のビルの屋上にある野菜畑に魅せられて☆八百一さんのレストランへ
「なんて美しいんだろう!!」
エレベーターの戸が開いた時、目の前に広がる風景を前に立ち尽くしました。そこには絵画のような野菜畑の素晴らしいライトアップの風景が広がっていました。
ここは京都市中京区、商業施設やマンションが立ち並ぶ京都でも一番の繁華街です。3階建のビルは「八百一」という八百屋さん。スーパーではなくあえて「八百屋」と表現するのは「野菜(食の素材)が主役」「食に対するきっちりした軸」だからです。
「八百一で買ってきた野菜は元気でサラダにしても美味しさが全然違うよ!」娘に勧められて行ってみました。
一階は野菜や果物、惣菜に手作りパンやさん
2階はおしゃれな雑貨、こんなのがキッチンにあったらいいな~と思えるようなものが並んでいて料理教室も開催されています。
3階にはナント野菜畑があってその横には野菜が主役のイタリアンレストランがあります。
ユニークな会社が何を訴えたいのか、提供したいのか、を見たくてちょっと遅い時間からでしたがレストラン「SABOY」に食べに行きました。
エレベーターの扉がすーっと開くとまるで絵画のようでした。闇の中で菜の花畑とグリーンの葉っぱが浮かび上がっていました。さらに少しだけ目線をさえぎるようにデザインされた鉄の棒が絵にアクセントを添えています。
中へ入ると壁に遮られて一旦見えなくなります。
案内されて席に着くとガラス一面に野菜畑がドーーんと広がります。エル字型になったスペースの奥の方では会合で会食されているグループがありました。こちらの個人のスペースとは離して静かさを楽しめるようにして配慮してあります。ほとんどがカップルと2、3人できている外人さんでほとんど満席でした。
「この景色そのものがご馳走だな」
レストランの名前が付いたセットは前菜、サラダ、ステーキのプレート、ジェラードと飲み物でした。
「単品のメニューを置いておきますね」
オーダーが済むとメニューはどこでも持って行かれてしまうのが普通です。
メニューを見てみると野菜の単品料理がずらりと並んでいました。
お腹があまり減っていなかった私はセットそのままで止めましたが、多分セットメニューに自分の好きなものを追加してお楽しみくださいとのメッセージかもしれません。
野菜料理を色々頼んでも良かったかな? 次回はそうしよう! と早くも一人で決意していました(笑)
食べ終えた人たちのほとんどは野菜畑の周りに作られている散歩道をゆっくりと巡ってから下りて行かれます。そういえばスマホを見ている人は誰もいなかったです。それもこの景色の力かもしれません。
日本全国のある食品を売っている「スーパーマーケット」は食品を売っていますが「生活用品屋」です。昔の「八百屋さん」はなくなってしまいました。
どこへ行っても同じ商品が同じ並べ方で統一されていて安心して買えますがそこに楽しさや驚きはありません。超大手2社の供給会社が全国隅々まで商品を提供しているから一緒なんだとか聞きました。
昔からの八百屋さんは地味なイメージでしたが、ここはとてもオシャレです。
「野菜の新たな価値を伝える」「八百屋に徹する」スタンスが鮮明に見えました。
現代の生活の中で着物を着てステキに楽しんでくださるのはどうしたらいいんだろう?どんなことを提供したら喜んでくださるんだろうと八百一さんを呉服屋に置き換えて考えてみました。
いつも洋服をステキに着こなしている方が着物で食事会に出席したら注目が集まるでしょう、
海外赴任、ドレスコードのあるパーティーにも着物は最高です。
友人とのランチに着物で行ったらワクワク感がアップします。
京都をお散歩、着物だと世界が違って見えます。
・・・・・
着物を今の生活に埋め込み「着物を着るという人生の素晴らしさ」をお伝えしていきたいと思いました。
山兵 京都のサロンもそのように使っていただけたらいいな〜。「そんな生活をしたいなぁ」と思う方が集まっていただける場になったらいいなと思いました。
このブログでも着物でこんなことしたらステキ!を発信していきたいと思います。着物を着て行って良かった〜、とか 着物でこんなことしてみたい!とか
あったらご意見をくださったら嬉しいです。
そんな生活を妄想している方もまずはこの場で盛り上がれたいいな〜!
一緒に楽しみましょうね。
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