静かな京都を味わえる素敵な穴場1☆来年の干支「龍」を見に妙心寺へ
「紅葉、まだ間に合うかしら?」
東京から来てくださった友達と久しぶりの京都巡り。
今年は暖かくて紅葉も遅れていて、紅葉まつりも延長された寺社もありました。
12月も上旬が終わったというのに、ぽかぽか暖かくてお散歩日和。
テーマは「紅葉」「京都らしいところ」来年の干支「龍」です。
まずは「龍」
頭に浮かんだのは、祇園・建仁寺、御所の北の相国寺、妙心寺、嵐山・天龍寺
いちばん歴史があって迫力があると思ったのは「妙心寺」の法堂(はっとう)にある「八方睨みの龍」
江戸時代初期、狩野探幽が描いた直径12メートルもある天井画です。
どこからみても龍が睨んでいるように見えます。
東から見ると下り龍、西から見ると上り龍なのだそうです。(それは私にはよくわかりませんでしたが)
素晴らしい迫力の龍でした。(撮影禁止でお見せできないのが残念)
来年の年初めは混雑は間違い無いでしょう。少し先の方が良いかもしれません。
その横には国宝、日本最古(紀元698年作)の梵鐘がありました。
兼好法師が書いた「徒然草」にもこの鐘の音が登場しています。
ボタンを押すと鐘の音が聴けます。
余韻が素晴らしくて、いつまでもグオーーーんー〜〜ーと響いていました。
保存のために法堂へ移され、代わりの梵鐘が作られたそうです。
「たった50年しか経っていないのに緑青(ろくしょう:銅のサビ)が出てしまっています。こちらは全く錆びつかず、そのままなのですが」
どうして1500年余りもそのままなのかわからないそうです。
昔の職人さんって本当に素晴らしい経験知を持っていたのですね。
それにしても第二次世界大戦で全国のお寺の鐘が供出させられて戦争に使われてなくなったことを考えれば、よくぞ守ってくださったとお礼を言いたい気持ちになりました。
妙心寺は全国にある3300寺の総本山で、敷地内だけでも10のお寺がある立派な禅寺です。
嵐山へ向かうJR山陰線の途中「花園駅」から近くにあるのですが、通り過ぎてしまう人が多く「静かな京都」を味わうならうってつけのお寺です。
この後、すぐ近くの退蔵院へ行きました。
本当に人が居なくて独り占め!
お寺のお庭を眺めながらぼーーっとしたい方にはオススメです。
続く
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