NHK大河ドラマ、渋沢栄一が生まれたのは蚕を飼う農家だった2☆養蚕と暮らしと紬の産地
かつて養蚕は寒い地方を除いてほぼ全国で行われていました。蚕は寒さに弱いので北限は山形県あたりだと思います。
農家では一番の収入源でしたので「お蚕さん」と呼んで家の中でも一番暖かい良い場所で飼われていました。
餌となる桑の葉は新鮮なものしか食べません。水に濡れた葉を食べさせると死んでしまうと聞きました。大きくなれば大量に必要なので家の近くに桑畑が作られていました。今でもよく見ると結構身近なところに桑の木は生えているのはその頃の名残でしょうか。
母の実家もお蚕さんを飼っていました。大きくなって桑の葉を食べる音は結構起きな音だったそうです。桑の実はとても美味しく、学校帰りによく食べたそうです。その果汁が服につくと洗っても取れないので、おばあちゃんに桑の実を食べると叱られたと言います。
今はジャムなども売っていますね。
「地機」と言ってお蚕さんの糸を染めて家族の着るものを織ったのが「紬」です。
そのうちの幾つかが紬の産地として残りました。
日本各地にいろいろな製法で特色ある紬が織られているのはその名残です。
結城紬とか米沢紬とか塩沢紬とか・・・紬の名前にその地方の名前がついたのです。
地方の気候や風土に合った紬を作ったので、一般的に暖かい地方の紬は大島紬のように薄くてツルっとした風合いの物が多いですし、寒い地方では結城紬のように真綿の風合いのふっくら暖かい紬が作られました。
蚕を飼う農家が減ったことによって、紬の産地も減っていきました。
今は日本国内で蚕を飼っているのはごく僅かです。手間のかかる桑の葉はペットフードのようなものに変わりました。
渋沢栄一の生きた時代は養蚕と紬が盛んだった時代なのですね。大河ドラマの中でも瞬間的にではありますが紹介されていて懐かしく見ていました。
江戸時代の石田梅岩、明治の渋沢栄一、昭和の倉本長治と言われる経営の師の物語を時代の背景とともに楽しんで見せていただこうと思っています。
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