派手すぎて着られない羽織、短すぎる羽織のリメイクして子供の着物に☆タンスに眠っている羽織の活用法

きもの相談

「タンスを開けたら羽織がいっぱい入っていたけど、どうにかならないでしょうか?」

山のようにたくさんの羽織を持ってこられたのはOさまでした。

 

 

Oさまは現在、着付け教室に来ていただいているのですが、それをきっかけにタンスを開けてみたところ沢山の羽織を発見!

「今までだったらタンスを開けてみようとも思わなかったんですが、この機会に相談にのっていただきたいと思って持ってきました」

 

 

この羽織は色も鮮やかで、たとえ仕立て直しができたとしても派手すぎます。

 

着物や帯をおしゃれにコーディネートしても、一番上に羽織る羽織やコートがこの色だと浮いてしまいます。

 

 

女の子のお孫さんが2歳だとお聞きしたので、長く着られる子供さん用の着物をご提案しました。

 

子供用の四つ身着物になりました。

 

かなり長く、大きくなりました。

四つ身の着物です。

 

子供さんの成長の具合にもよりますが、四つ身の着物は小学校2〜4年生までくらい着られます。

 

 

子供さんの身長に合わせて、着られる度にその時の身長に合わせて腰上げと肩上げをして着せます。

腰上げは大人のおはしょりにあたります。

子供さんに紐をするのはきついですし、動いても大丈夫なようにおはしょり分を縫っておきます。

 

 

肩上げは裄が長いので、これも襟と袖付けの間の肩山で縫って上げておきます。

 

 

長襦袢に子供用の半襟もつけました。

 

長襦袢も作って、子供さん用の半襟もつけました。

 

「良いのになったので、見て見て」

 

他の方にも見せていらっしゃいました。

タンスに眠っていた羽織も活かせました。

これなら着せられますね。

着ずに放ってあった羽織も使ってもらえそうです。

 

 

色柄や、サイズによってリメイクできるものが変わってきます。

 

遠方でも、LINEやフェイスブック、ズームをつないでご相談を承ることもできます。

見せて頂かないとわからないので、よろしかったらまずはメッセージでご相談ください。

相談料は無料です。

 

お問い合わせはこちらからどうぞ

 

 

ブログの読者登録、こちらからできます。

 

山本由紀子

475,621 views

明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。