帯締めの先はどのように挟めばいいのでしょう?☆帯締めが取れてしまった時の直し方

きもの豆知識

帯締めを結んだ後、帯絞めの先はどうしたらいいのでしょうか?

 

基本的に房がどちらを向くかが問題です。

 

 

普通は左が上を向くように挟み込むもしくは下から挟み上げて房を上向かせることです。

 

房が上を向いて挟んであるのが普通のはさみ方です。

 

下から結び切って房が上を向くはさみ方です。

 

おめでたい時や選挙に当選した時などには「バンザイ〜」ってしますよね。

房がバンザイして上を向くと覚えておくと間違わないでしょう。

 

 

房を下向けて「結びきり」はお葬式の時のはさみ方です。

 

唯一、お葬式の時は房が下向きに挟んで抜きます。

これを「結び切り」といいます。

悲しいことが二度と起こらないように切りをつけると言う意味です。

 

 

結び目がこま結びになっていて解けないことで縁起が良いとされます。<ゼクシイより>

 

「結びきり」の飾り結びで「あわじ結び」<ゼクシイより>

 

同じように結婚式やお葬式に使う祝儀袋の水引きも(印刷されたものも)同じです。

結婚式などのお祝いには「きっちり結んで解けない」こと、

お葬式では結び切って「二度とない」ようにと言う願いが込められているのです。

 

「蝶結び」は使ってはいけません。<ゼクシイより>

 

リボンのように「結びなおせる」「二度めがある」形は使わないという意味があるので注意です。

 

 

「着物を着せてもらった時に帯締めが取れてしまって困った」ということを聞いたことがありますが、

これを参考に先を挟み込めばいいのです。

 

帯締めを結んだ後、気をつけることは

結んだ帯締めと残りの帯締めをきちんと揃えて1本に見えるようにすることです。

そのことによって、着姿がすっきり見えます。

 

 

意味から覚えておくと忘れないので、いいですね。

 

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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