東京で地震、そのとき☆1年2ヶ月ぶりの東京

本の出版

昨日は1年2ヶ月ぶりの東京でした。

この前、東京へ来たのは

サンマーク出版へ金子編集長さんにお会いした時、

「品格の教科書」という題名と企画をもらい、書いてみませんかと言ってくださった日でした。

 

あれからもう一年経ったんだな〜

東京へも来ていなかったんだ〜と思いました。

 

 

次の日のセミナーが早朝なため、ホテルで前泊することにしました。

そのセミナーこそ、かの「伝説のホテルマン」高野登さんでした。

どうしてもお会いしたかったのです。

 

先に紀伊国屋書店、新宿本店へ先に行き、高野さんのご著書「百年思考」を買いました。

「品格の教科書」は自己啓発のコーナーに平積みにしてありました。

感謝です!

 

 

「いい人の手元へ行ってね」

本にそっと触って、心の中でつぶやきました。

買っていただいた着物をお客様の手元へ送り出すときの気持ち、

お母さんが結婚するお嬢さんに幸せになってほしいと願う気持ちと同じでした。

 

 

ホテルへ着いたのは夜も遅くでした。

毎晩、ズームで会合やセミナーがあるので、

今日こそは早く寝ようと11時前にベットへ入ることにしました。

 

携帯がけたたましく鳴って

次の瞬間、ドドドド、

ギーコ、ギーコと建物が揺れ始めました。

 

まだ止まらない、まだ止まらない、

10分くらい?

ずいぶん長く感じました。

 

高層ビルは揺れることでバランスを保ち、倒壊を防ぐと言われています。

それを知っていても、なんとも気持ち悪いものです。

 

2、3階であれば外へ出ることも考えたかもしれませんが、

エレベーターは止まる可能性大、

非常階段なんて、なお危ない!

 

9.11のニューヨーク貿易センタービルの爆破を思い出しました。

飛行機がビルの真ん中へ突っ込んだとき、

それより上の階にいた人たちは家族と話した人もあったそうです。

その何分後かにビルが崩れ落ち、電話は途切れました。

 

自分の身にも起こっていることが重なり、

映画のようなシーンが一瞬、頭をよぎりました。

 

 

14階ではどうしようもない!

なるようにしかならない、

揺れるビル、不気味に鳴る音を尻目に

腹を据えました。

 

 

「これくらいのことでは死なない」

人間は自分に迫る危機は過小評価する生き物らしいです^^

 

ポジティブな?

楽観的な?

自分に微笑みながら眠りにつきました。

明日の朝は五時起きです。

 

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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