山種美術館へ行ってきました☆美術館さんぽ
一度行ってみたいと思っていたのが恵比寿にある「山種美術館」、日本初の日本画専門美術館です。
この日はあいにくの雨、
恵比寿駅の西口から徒歩10分、
着物を着ていても大抵はなんでも普通通りやってしまうのですが、この日ばかりは歩くのは断念、
タクシーに乗りました。
こじんまりした美術館ながら良い感じ!
チケットを買おうとしたら着物割引で200円安くなりました。
ちょっと得した気分^^
私にしてみれば、単に洋服に着替えられなかっただけなのですが、、、
「水のかたち」(9/25まで)というテーマの企画展をしていました。
葛飾北斎などの雨をテーマにした版画、川合玉堂や奥村土牛の水墨画、
海辺を舞台として江戸時代に描かれた「源平合戦図」や浮世絵、
かの有名な歌川広重の名作「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」
雨や鳴門の渦を描いた幅広いジャンルから水の絵が集められていました。
冒頭の掛け軸、小林古径の「河風」だけは山種美術館蔵だからでしょうか、撮影可でした。
呉服屋である私は「表装」に使われている織物(絵の周りの布)にも興味があります。
絵に合わせてどのような生地や色柄が取り合わせてあるのか、そのコーディネートもとても面白いです。
ステキな表装の軸があったのですが、それは撮影できませんでした。残念!
千住博さんの滝の絵の前のソファーには若いカップルが無言でずっと見ていらっしゃいました。
早々に立ち去る^^
深いグレーの背景に滝となって水が流れ落ちる様は美しい~~、
「千住博」さんと言えば「滝」
以前に京都の大徳寺の中にある聚光院で千住博さんの襖絵を見ました。
鮮やかなブルーと白一色、
お寺の大きな2部屋ほどをぶち抜いた襖10枚以上もあったでしょうか?
端から端まで 廊下を歩きながら見ました。
滝から流れる水の躍動感、飛沫が上がる様、圧倒されるような臨場感を感じました。
「絵もどこで見るかによって違うものだなあ〜」
美術館とお寺では、大きさも構図も色も違いますが、
絵を絵として見るのと、「どこで見るか」で見る側の気持ちも違うのかもしれません。
場との調和、さらに言えばこのお寺に奉納するものとして描かれたものはまた違った意味を持つのかもしれません。
絵を見た後は、美術館カフェでゆったりお茶することにしています。
生菓子の中でも「きんとん」が好きなので、迷わずお抹茶のセットで。
ちょっと一息しました。
雨はまだ止まず。
前でタクシーを拾おうと思いましたが、すべて実車。
仕方なく、そばの八百屋さんのテントの下で待っていたら
女将さんが「バス停がすぐそばにあるから、その方が早いですよ」と教えてくださいました。
なんと、親切なこと!
確かに10分おきに来るバスの方が早かったです。
もう覚えたから、また行けるかな?
とっても良い時間でした〜〜
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