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単衣から袷へ、着物も衣替えの季節です。☆単衣(ひとえ)と袷(あわせ)いつ替える?違いは?

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「最高気温は今日も28度、9月下旬並みでしょう」天気予報が告げています。

体育の日も過ぎたのに日中は暑さが続いています。本来なら10月と6月が衣替えなのですが、地球温暖化に伴って時期も大きく変わっています。

体育の日もまだ単衣を着ています。軽いので本当は一年中単衣を着ていたいくらいです。

 

着物は9月までが単衣、10月になったら袷に変えます。一般に前の季節を引きずるのは野暮とされ、おしゃれな人は早めに季節を先取りすると言われています。洋服でもそうですね。

でも最近は単衣の時期が大幅に長くなっています。春はゴールデンウイークから秋もお天気にもよりますが晴れていれば上旬はまだ単衣を着ていてもいいと思っています。

ところで単衣と袷はどこが違うんでしょう?

 

単衣は文字どおり裏をつけず着物地だけで仕立てます。

 

単衣は裏無しで仕立ててあります。裾なども3つ折りでくけてあります。

 

袖も裏は付いていません。

 

単衣(単とも書きます)は裏をつけずに着物地だけで縫います。なのでとても軽いです。ただしっかりした生地でないとへなへなして着にくいです。

 

 

袷の着物は全体に裏が付いています。

 

腰から下は着物の色柄に合わせて八掛をつけます。腰のあたりで胴裏と縫い合わせてあります。

 

八掛は着物の表側には裾に少し出るだけですがとても大切なものです。

 

袷は袖の裏にも胴裏が付いています。

 

袖口には八掛の一部が付いていて袖周りにも色を添えます。

 

袷は着物の表地に裏を付けて仕立てます。女性の着物の場合は腰から上半分は胴裏という白い布を、腰から下半分は八掛(はっかけ)と言って着物の色に似合う色の布を合わせて腰の部分で縫い合わせます。着物の生地とこの裏地をピタッと合わせるのはなかなか難しく仕立てをする人はだぶったりつったりしないように合わせるのに苦労します。着物地と裏地は厚みも織り方も違うことも仕立ての難しさの理由に挙げられます。

 

袷は裏が付いている分やはり暖かいです。

八掛は表にはほんの少ししか見えないですがその色で着物の雰囲気や年齢なども決まります。八掛の色でおしゃれを楽しめるのもいいですね。秋から冬へ、季節を感じながら着物も楽しみたいですね。

 

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着物に関するお話でなくても美味しいお店のお話しや経営のお話しも大歓迎!楽しくお話できて一緒に元気になれればいいですね。楽しい時間を過ごしましょう🎵

 

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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