うさぎ年の新年、あれこれ☆「品格の教科書」P64 兎の数え方は
歳時記
あけましておめでとうございます。
令和5年、2003年が皆様にとって良い年となりますようお祈りいたしましております。
今年は卯年です。
ウサギは可愛くて着物や帯の柄として人気があります。
繁殖力が高いことから子孫繁栄として縁起が良いとされています。
また耳が長くて危険をいち早く察知してぴょんぴょんと逃げる、そんなことから昔お嫁の着物には1枚はタンスの中にウサギの柄を入れておくと言われていました。
ウサギは1 羽(わ) 2 羽と数えます。
ウサギは耳が大きく鳥に似ていたとか、仏教の教えから4つ足は食べれなかったので鳥として扱ったとか、「兎鷺(う・さぎ)」として鳥として数えたとか、ウサギが二本足で立ち上がるからとか、
数え方にもやはり歴史的意味があるのですね。
「品格の教科書」(P64)でも書きましたが、なんでも1個2個では言葉も感性も貧弱になります。
動物だから1匹2匹という数え方は止めましょう。
京都では干支にちなんだ神社仏閣があります。
ウサギが祀られている有名な神社は岡崎神社と宇治神社、後は「因幡の白兎」の神話に基づいて大黒天を祀ってある八坂神社などです。
岡崎神社は平安神宮の裏です。
平安神宮あたりは「岡崎」と言って、昔はこの辺りには野うさぎが大変繁殖していました。そこで狛犬や手洗水が出ているところもウサギとなっています。
もう一つ、ウサギで有名なのが宇治神社です。
宇治の平等院の横に流れる宇治川を隔てた東の山にある神社です。
宇治神社の御祭神が河内の国から帰る時道に迷い、それを1羽のウサギが振り返り振り返り神社まで誘ったと言う伝説があります。そこで絵馬もお守りも「見返りウサギ」となっています。
ピンと耳を立てていち早く情報キャッチするウサギにあやかって良い年にしたいものです。
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