高山の高校生が研究発表した「イノベーションと企業家精神」を私も読んでみた
2009年に発行され大ブレイクした「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネージメント』を読んだら」通称「もしドラ」
今回はドラッカー学会高山大会で飛騨高山高校の商業科の生徒さんたちが「『イノべーションと企業家精神』を読んで高山へ提言したら」のテーマで発表がありました。
高校生があんな難しい分厚い本を与えられてよく読まれたよな〜、
いや、読むだけでなくテーマと問いを立てて企業訪問してフレームワークに当てはめて成果を整然と発表されました。
「第一章からやるのが普通なんだけどね」
後から聞いたのですが、全部ではなく終わりの方の章に集中したそうです。
なるほど! 「集中」もドラッカー博士の教えです。
一章からという律儀な読み方を捨てて、私も高校生と同じ章から読んでみることにしました。
面白い〜〜!!
不合理な客はいない
不合理だと思うのは、売る側の思い込みや勝手な論理だと疑ってみるべき。
日常業務における予期せぬ成功や失敗、のような不測のものについての平凡な分析が確実なイノベーションを起こせる。
私が名付けた「ゴキブリ理論」と同じだ♡
ゴキブリ1匹見つけたら周りに何十匹も隠れている(ゴキブリは失礼なのかもしれないけど他に例えが見つからないのでごめんなさい)
一人の(あるいは一つの)思わぬニーズや成功は、必ず同じ人や事象がたくさん潜んでいる。
なぜ?
どうして起こったか?と分析してみる。
すると思わぬイノベーション、きっかけが掴める。
「イノベーションの機会はそよ風のように来て、去る」
そよ風を感じる心を持つ、
気づく感性を養わねば風が感じられない。
そもそも気付くことから始まるんだよな〜〜
その瞬間に感じなければ、何事もなかったように去る。
日本語で表現する
派手でなく日常的に
歴史的な成功をおさめた企業も未来にわたってずっと安泰な保証ではない、これで良しとすればその成功によって滅びる。常にイノベーションを起こし続けなければいけない。企業も生き物なのだから。
ドラッカーの本は字が小さくて分厚くてこってり書いてあるので読むのが大変です。
読み解き方によって意味を違えてしまう場合もあるのではないかと思います。
本音を言えば、一冊も読破した本はありません。
それでもドラッカーが大好きです。
今回、高校生が難解なドラッカーの研究発表をされたことで心惹かれた項目だけでも読もうかなと思いました。
今まで棚に並べておくだけの本が少しは活躍しそうです。
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