着物の片付け方

きもの豆知識

「明日から大荒れの天気」と聞いてどうしても今日中に着物を片付けなくては!!

 

まずは、陰干し。

 

着物ハンガーの数がないから洋服のハンガーで代用。

何日もかけておくのは型崩れや裏表が乖離する原因になるので危険ですがほんの3時間ごめんなさい。

裏向きにかけた方が湿気が取れやすい。

時間は11時から14時まで(季節にもよりますが湿度の低い時間がベスト)

 

文庫(着物が入っていた袋?)も広げて干しておきます。

 

着物を入れてあった文庫も湿けている場合があるので、広げて干しておきます。

 

タンスも開けておく。

 

タンスも開けて段違いにしておくと空気が通りやすいです。

 

 

14時から15時くらいまでには畳んで片付けます。

汚れを点検しながら畳みます。

 

 

ハンガーから外した着物はうず高く「山」

 

着物は畳めばおとなしく治ります。

洋服のように三次元ではなく二次元だからです。

持ち運びにも嵩張りません。

 

 

文庫に入れたり、持つ時は袖の下で折って持ちます。

左手は襟の部分で全部持ちます。

右手は袖の上あたりで持ちます。

 

着物は写真の手の位置で必ず両手で持ってくださいね。(一人だったので片方づつしか写真が撮れなかったので)

文庫の上で広げます。

先に横の紙を内側へ。

 

文庫紙は先に横の紙を内側へ、次に手前の紙を向こうへ、最後に向こう側の紙を被せて、紐を結べば完成。タンスの引き出しに入れます。

 

 

着物にとって一番大敵は「湿気」です。虫ではありません。

防虫剤をたっぷり入れたから大丈夫ではありません。

 

タンスを開けずにずっと放っておくことの方が、ずっとリスクが高くなります。

 

お天気が良かったら、ぜひタンスを開けてくださいね。

 

 

 

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またはアマゾンで手に入ります。

 

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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