美味しい会席料理のお店、み〜つけた!☆料理を楽しむ店主とスタッフのお店
田村さんはきっと料理が好きで、お客様が喜んだりびっくりするのを楽しみにしていらっしゃるのだろうな、と思いました。
祇園で初めて行った「白川たむら」さんはとっても素敵なお店でした。
期待が高まります。
引き戸を開けると若い女性が笑顔できちんと迎えてくださいました。
この日はかなりキツく雨が降っていました。
濡れたコートを預かっていただくのも申し訳ないな〜と思ったほどでした。
「バックを拭くのに使ってください」
真っ白なタオルハンカチを渡してくださいました。
なんと気がきくのでしょう〜〜!
案内されたお席には・・・
田楽の串刺しのようなしつらえに???
この意外性にまずはやられました(笑)
出てきたお料理は・・・
温めた三角のタイルの上に温かい茶碗蒸しのようなお料理。上に餡掛けのようなものがかけてあります。
「熱いので器には触らないでください。下にスプーンが入っていますのでそれでお召し上がりください」
後で聞いたのですが、今日は寒いから暖かいものの方が嬉しいだろうとメニューを変えたのだそうです。
葉っぱとお刺身がフラワーアレンジメントのように盛られていました。
まずはお刺身をお醤油で食べた後に、葉っぱをサラダとして食べてくださいと言われました。
のぞき(お刺身につけるお醤油)もゆずの香りがして美味しい。
右側の盛り塩に埋めてある小さなビーカーのようなものにドレッシングが入っていました。かわいい〜〜
器も素敵です!
ガラスの器も一つ一つ違っていて、下の波柄の陶器とのコラボレーションも素敵でした。
一品一品、全てオリジナリティが溢れていて、目でも舌でも楽しませていただきました。
最後のデザート盛りです。
アイスクリームのキメが超細かくて滑らかで下の上でとろけました。
私は一番右のチョボのような焼き菓子が美味しかったです。(このお菓子滅多に美味しいと思ったことはないのだけれど)
きっとこのお店で作っているのでしょう。
田村さんは和食と洋食、両方のお店で修行をして10年前にこのお店を出したのだとか。
「彼女がバルセロナへ行きたいと言った時、自分が行けなかったのを思い出して今しかないと思って『行ってこい』と出したんですよ」
親のような気持ちで出したと言われる田村さん、
私たちの提案をやってみろと言ってくれるからやりがいがあるお店ですと戻ってきた彼女。
お客が驚いたり喜んだりしてくれるのをきっと田村さんのお店の人たちみんなが楽しんでいるのでしょう。
義務から来る仕事、和食はこんなもんだよの馴れ合いではこうは行きません。
私もその楽しさに巻き込まれて、このお店が好きになりました。
予約がなかなか取れない理由を見た思いがしました。
また行きたいな〜〜、絶対行くでしょう。
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