一瞬で、江戸切子に魅せられて☆伝統工芸に携わるということ
「これ欲しい〜、」見た途端に思いました。
江戸切子です。さざなみのようにキラキラ光るグラスは私にはダイアモンド以上に思えました。
「素敵〜〜」 一目惚れしました。
大切にそばに置きたいグラスだと思いました。
大きさも使い勝手の良さそう♡
横浜のコンサルティング会社「シックススターズ」の原田由美子さんが「日本工芸堂」の松澤斉之さんをご紹介くださって、会社へ一緒に伺いました。
「このグラス私も使っています。朝このグラスでを使うと気持ちが上がります」
確かにそうですよね。わかります。わかります。
「お水がいちばん似合うんですよね」
なるほど。ピュアな感じが一番合いそうです。
原田さんの言葉にいちいち共感していました。
なんだか宝物に出会った気持ちがしました。
どれも素敵!!
日本工芸堂さんで出会ったガラスたちにすっかり魅了されてしまいました。
「能登震災で被害に遭われた輪島漆器に日本文化に携わるものとして一緒に何かしたいね」
友人で麹料理研究家大瀬由生子さんが誘ってくださいました。
大瀬さんは伝統食の大切さを広めるために50冊以上もの本を出版し、輪島塗のキリモトさんの器もプロデュースされています。災害に呉服屋は無力だと脱力感を感じていた私には血が湧き立つ思いでした。
輪島塗はその地域でたくさんの人が関わってできています。木で生地を削る人、欠けやすいところに布を張る人、漆も下地から中塗り、上塗りまで、研ぎなど100以上もの専門の工程を職人さんたちが分業して支えています。
そのほとんどの工程は目には見えませんが、どれ一つとして抜けたら輪島塗にはならないのです。
そうした一子相伝の技術を家業とする職人たちの技術は、その職人さんが辞めたらその瞬間に失われてしまいます。
それは着物も全く同じです。手間がかかる素晴らしい技術からどんどん無くなって、出来ないものがどんどん増えています。
でも具体的に何をしたら良いのかわからず、facebookで投げかけました。それに応えて友人の原田さんがの松澤さんを紹介してくださいました。
松澤さんはアマゾンのシニアバイヤーを経て全国の優れた工芸品をギフトとして紹介していらっしゃいます。
大切な方に、大切な日に、モノを贈るにはいつも悩みます。
何を差し上げたらいいのだろう?
つまらないものを贈ることは自分の価値を下げることにもなります。
良いもの、価値あるものをプレゼントしたい、
記念に残るものを差し上げたい、
そんな時、日本工芸堂さんは「こんな物どうでしょう」と提案されているように思えました。
伝統工芸、着物の話をしていたらあっという間に3時間以上も経っていました。
松澤さんも原田さんも私も伝統やそれに携わる職人さんに対する思いは同じだと感じました。
その日出会ったキラキラ輝くグラスを毎日大切に使いながら、今の時代に伝統工芸が価値を持って生き続ける提案をし続けていきたいと決意を新たにしました。
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