家紋は自分のファミリーヒストリーを語る☆家紋を付けた紋付を纏う重みに賞賛!
ノーベル賞授賞式での紋付姿の本庶さんが背負ったものはもちろん「日本」ですが、黒無地に白丸、くっきりと描かれた「五つの家紋」は代々引き継いだ家の誇りです。
「家紋」のことをお客さまはよく「家のマーク」と言われますが、それぞれのお家で決まっています。江戸時代には武士や裕福な町人、役者などしか家紋は持たなかったのですが、明治になって庶民も姓を付けた時、全ての家に家紋が定められました。そこで親戚や同じ「姓」は同じ家紋となったようです。自分の家の家紋がわからない場合は出身地の同じ姓の方を辿ると分かる場合が多いです。
呉服屋などには「紋帳」と言って何千もの紋の見本が載っています。目次は「いろは、」なのでいちいち「いろはにほへと、、」と最初から指折り数えないと何処を広げていいかも分かりません。おまけに旧仮名づかいなので手間がかかり、ちょっとした頭の体操です^^;;
花や鳥などを図案化したもの、幾何学模様などいろいろあります。滋賀県は9割以上のお家の家紋が「五三桐」でほぼ決まっていますが、岐阜県はとてもいろいろあってこの紋帳にも載っていない紋が結構あって紋屋さん泣かせです。細い線1本にも厳しい土地柄です。
とは言っても桐、蔦(ツタ)、鷹の羽、片(カタバミ)、藤、木瓜(モッコウ)などの紋は多いです。なので紋付などの貸衣装には多くの人に当てはまるよう一般的な「五三桐」や「蔦」が付けてあります。
呉服屋で紋帳が活躍するのは男の子が生まれた時です。今は写真館などで借りて終わりというのも多いのでしょうけど、呉服専門店へ来てくださる方は紋に拘られます。男の子はその家の継承者として熨斗目(のしめ:男の子が生まれた時の着物)に正式な五つの家紋を入れてお祝いします。
自分のルーツや代々のファミリーヒストリーを背負った家紋を身に纏うって素敵ですね。紋付姿が世界で話題の今、あなたの家紋を知っておくのもいいですね。
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