足がしびれにくい正座の方法と対処の仕方 ☆ 夏休み学生さんの得たもの 2

きもの豆知識

呉服屋は正座のプロです。

畳の上でないとゆっくりと着物を広げることはできないからです。

幼い頃からずっと正座生活を続けてきました。もちろん今も。

 

 

足がしびれにくい正座の方法ー日頃何気なしにやっていることを 改めて検証してみました。

 

[座り方]

足首で円を作ってその中にお尻を収めるように座ります。足に負担がかからず楽で背筋も伸びます。かかとの上にお尻を乗せてしまうと、体重がかかってすぐにしびれてしまいます。

膝はぴったり付けずに少し離したほうが楽です。女性なら3~4cm程度、男性ならこぶし1個分を膝に隙間をあけます。

 

[しびれそうになったら]

時間が経つとどうしてもしびれてきてしまうため、しびれそうになったら片方の足に重心を移し、もう片方を休ませます。これを交互に行うとより長く保てます。

 

[しびれたら]

立ち上がる前につま先を立て、かかとの上に腰を落として重心をかけます。足の甲には大きな血管が通っているので、その部分を解放してあげることで早く治ります。少し雑談して間を取り、この体制をとってから立ち上がると転倒することもありません。

 

足首をたてて暫くしびれが取れるのを待ってから立ち上がります。

 

[正座をする時の服装]

正座が予想される日や茶道のお稽古、お茶会などには、締め付けられるジーパンやタイトスカート、座ると膝の見えるスカートなども避けましょう。

しびれの主な原因は血流が悪くなることなので、女性なら膝の隠れるフレアスカートの方がいいです。膝を少し開いても体重を移動させても足が見えず自由だからです。男性ならゆったりしたスラックスが向いています。

男女とも着物ならバッチリです。

もともと着物を着て正座していたのですから当たり前ですよね。

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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