「男性と女性の袴が違う」知ってました?☆「ごとうゆうこ、はじめての着物に出会う」6

ごとうゆうこ、はじめての着物に出会う

先日九品寺で謳いを奉納された後、ゆうこさんのフェイスブック投稿です。

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初めて袴も着せてもらいました^^
(そして、たたむ時の紐の結び方が、またとっても美しい!)

 

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ゆうこさんが感動された袴の紐の結びの出来上がりです。こんな素晴らしい紐の結び方を考えるなんて、日本人って天才ですね!

袴の紐の結び方「出世結び」前紐をそのまま持ち上げると紐が一瞬に解けて
即、袴を穿ける体勢になります。他に「井桁結び」もあります。忘我録より

 

 

送っていただいた袴の写真を見て アレッ? と思いました。

一つには紐の太さと結び方です。

袴は裾の方は輪に縫い合わせてありますがウエストに近い方は前と後ろに見頃が分かれていて其々に紐がつけてあります。

女性にもかかわらず袴の紐が前後同じ太さで、体の中心で結ばれていて十文字になっていたことでした。これは男性の袴の結び方です。

昨日ブログでご紹介した千壽庵吉宗の山本哲也さんです。男性の袴の紐は前後同じ太さで、体の中心で十文字に結びます。

 

 

女性の袴は少し脇で結びます。前に付いている紐より後ろに付いている紐は太く、前でリボンにします。

 

二つには

ひだ(プリーツ)の数が男性と女性では違います。男性のひだは前に5本、後ろは真ん中に一本です。女性のひだは前は5本~7本、後ろは3本~5本です。

男性のの方が少ないです。

 

その2点を考え合わせると

ゆうこさんたちが着られた袴は男女折衷に作られています。

 

紐とひだの数は男物のように見えます。でも男性と女性では袴の位置が違います。女性の方が高い位置で着るので袴の長さが長くないと着れません。紐も男性より広いような?(現物を見ていないのでわかりませんが)

謡ではこのような袴を履くのですね。

本来、男性がする謡を女性にもできるように作られた袴なのか?と勝手に思いを巡らしていました。私も勉強になりました。

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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