京都の名店どこのお菓子屋さんの「桜餅」が美味しいか「食べくらべラボ」☆桜餅をキレイに半分に切る方法(動画付き)

イベント

「理系の人が考えることですね。評価を見える化している」

にこにこして話されたのはHさまです。この前の日曜日にさろんで開催の「食べくらべラボ」の2回目、桜餅の回に来てくださいました。

「食べくらべラボ」は京ものであちこちのお店が作っているものを一堂に集めて食べ比べてみる回です。それぞれに食べてはみるものの違う時に食べたのでは本当のところどう違うのか、どれが美味しいのか比べてみたいと言い出した次女真理子がさろんでイベントをしました。3月に開催の第一回「ちりめん山椒の会」に続く2回目です。

味はもちろん 色、葉っぱの塩味、見た目などを5段階で評価します。この紙の裏にはお店の歴史や買いに行った時の裏話なども書いてあります。

 

理系の彼女はしっかり数値で比べたいと評価票を作ったのです。もう一人参加してくださったOさまもリケジョで彼女も大笑いでした。

「ただ食べ比べるだけだと思っていたのですがこう来るとは、、」

「そう言われるということは文系ですか?」と聞くと「僕はバリバリの文系です」(笑)

 

左上から 鳴海餅さん、中村軒さん、老松さん、鶴屋寿さん、出町ふたばさん、とらやさん です。

大きく分けると関東風と関西風。東京が本店(昔は京都でしたが)のとらやさんのは小麦粉を水で溶いて焼いたクレープ状の皮であんこを巻くタイプです。それに対して他のお菓子屋さんは道明寺粉(米粉)であんを包んで蒸したもっちりタイプです。

京都のお菓子屋さんでも「鼓月」さんは関東風です。

 

慎重に味わいながら食べくらべます。

 

 

桜餅はもともと庶民的なお菓子なので日常使いのお菓子屋さんが作った桜餅は大きめでお値段も安いです。それに対してお茶席で食べる生菓子を作っていらっしゃる「老松」さんのようなお菓子屋さんが作っていらっしゃる桜餅は少し小ぶりで「餡」のきめ細かさとか上品さが別物でした。

 

お茶はお抹茶、緑茶、ほうじ茶をご用意しました。

どのお茶で食べるかでも評価が分かれました。

 

 

 

 

今回の結果は普通にパクパクと日常に食べるなら「出町ふたば」が食べ応えもあって美味しいね。上品さと餡の完成度から言えば「老松」さんかな〜ということになりました。

 

ところでご用意するとき桜餅を丸ごと1個づつ食べ比べるのははちょっと辛いよね、ということで半分に切ることにしました。お客様にお出しするものなのでキレイに切らねばいけません。その少し前に偶然ですがNHKの朝イチでハンバーガーなどをキレイに半分に切る方法をやっていました。

切るコツはラップなど包み紙で包んだまま上からぎゅっと押しつぶすように切ることです。包丁もほとんど汚さずに切れます。

前日に実際にやってみた動画です。

 

ロールケーキなどもお客様にキレイな断面でお出ししたい時に簡単でいいですねー。

ぜひやってみてくださいね。感動しますよ。

 

半分づつでも3個の桜餅を食べくらべて甘さにあんぐりすると思いきや、3人ともとても美味しかったそうです。その点では6店ともそれぞれがレベルが高かったようです。

 

次回第3回は4月28日(日)11時から山兵さろんで「生麩」の会です。ぜひ来てくださいね。お申込みフォームからポチッとしてくださいね。

 

 

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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