舞妓さんになるまでの「仕込みさん」の日々☆祇園舞妓さんから学ぶ体験セミナー
「1年間は鴨川の向こうへは行かれへんのどす」5ヶ月前に店だし(デビュー)したばかりの舞妓さん、鈴乃ちゃんは言いました。口紅も1年間は下唇だけしか紅をさせません。
実は舞妓さんは芸妓さんになるまでの修業期間なのです。舞妓さんは芸妓さんになる前の見習い期間であるため社会人としてはみなされません。生活費も芸を磨くための稽古費用も、衣装代もすべて置屋が面倒を見ています。
舞妓さんになれるのは、義務教育を終えた15歳から20歳ぐらいまでの女性です。出身地や身長・体重などの条件は特にありませんが、本人のやる気と保護者の了承、引き取ってくれる置屋があれば舞妓さんへの道が開けます。
最近は、インターネットを通じて面接を受ける女性が全国から京都の花街に集まります。まずは置屋のお母さんがメールでのやりとりして芸舞妓としての適正を判断します。さらに置屋で実際に1週間ほど体験生活をして合格できると
舞妓さんデビューするための「仕込みさん」としての住み込み修業がスタートします。
仕込みさんは、お姉さん舞妓より早く起き食事の準備を手伝います。舞妓さんはご飯を食べる時にタオル・ストローを使うのでその準備をするのも仕込みさんです。舞妓さんやお母さん等に京都の言葉を教わる他、師匠さんに舞を習いに行きます。置屋の掃除や買い物のお手伝いも仕込みさんの仕事です。
夕方になると舞妓さん・芸者さんはお座敷に出かけます。男衆さんが置屋に来ると舞妓さんの着物の着付けの手伝いをしたり、荷物を運ぶために一緒にお茶屋の前まで行ったりします。
舞妓さんがよく使う京言葉は3つです。
誰にでも何にでも「おおきに」と感謝し、電柱にも「おたのもうします」と頭を下げよ言われるほどの挨拶を大切にし、間違いを素直に「すんまへん」と認める、仕込みさんの間にそういった言葉を徹底して覚えます。
仕込みさん時代は朝から夜遅くまで、ほぼ自由時間はありません。踊りのお稽古もとても厳しく、基準に達しない場合はお姉さんやお母さんに教えてもらったり、お師匠さんに補習をしてもらったりしなくてはいけません。デビュー前には宴席の様子を勉強するために座敷の外の寒い板の間で正座をしてお姉さん舞妓や芸妓さんのおもてなしを学んだりもします。
仕込みさんは想像以上に厳しい毎日です。
最初にお母さんとの面接で厳しさを言い渡され覚悟をして仕込みさんになるのですが、舞妓さんになる前に半分も辞めてしまうこともあります。そこまでの食費、おけいこ代、おけいこに通う着物などの費用はすべて置屋さんが投資することになるので、辞めてしまわれるのは一番のリスクです。
中学卒業したばかりの女の子が修行中にどのような時間を過ごし何を考えていたのか、厳しい毎日にも耐えるモチベーションはどこにあるのかなど、聞いてみるのもいいですね。
そんなところに「新人をたった1年でプロに育てるヒント」がきっと見つかります。
まずは実際に舞妓さんとあそんでみることからです。
セミナーとして、学びの場にご一緒しましょう!
「たった1年で、新人をプロに育てる秘法」を学ぼう
和の知恵を活かす、体験型セミナー
■ 11月22日 (金) 南座前集合、11:15
■ 祇園、味ふくしま
■ 日程 11:30 「まずは、体験しましょう」
舞妓さんとお話ししながら京会席(ミシュラン☆)お食事
14:00 祇園散策 舞妓さん御用達店や長く続く名店をご案内します
14:30 移動
15:00 山兵さろんでセミナー、皆さんで感じたことをシェア
17:00 解散 (四条烏丸)
■ 募集人数 最大 10名さま
■ お申込締切 11月12 日 (火)募集人数に達しましたら締め切ります。
■ 主催 山兵さろん(山本呉服店、京都店)京都市中京区観音堂町451
お問合せは こちらから
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