「一生着物なんか着ない」がたった一週間で「着物が着れて嬉しい」に変わった理由1

お見立て

「着物なんか一生いらないと思っていました」できたばかりの着物を着付けしている時、Nさまはニコニコして言われました。

従姉妹さんの結婚式に初めて着物で出席されるためでした。

 

 

Nさまがお母さまと着物を見に来てくださったのは、つい1週間前、先週の土曜日でした。

今は岐阜にいらっしゃいますが、ご主人が家業を継がれることになり福井へ行かれることになりました。福井は昔から着物をよく着られる土地柄でご主人のお母さまも着物がお好きでよく着られると聞いてNさまのお母さまが当店へごいっしょに来てくださったのです。

 

Nさまはその時の気持ちを話してくださいました。

「訪問着ってお花がいっぱいの柄しかないと思っていました。あんな決まったものならレンタルで十分! 後から入る私があんな派手なものを着て目立ちたくなくて、着物を買うなんて考えられませんでした。高いですしね」(笑)

 

「辻が花」は花の部分を絞りの技術で立体的に表現し、花弁の輪郭は描き、花の中心部は手差しで色をぼかしで入れてあります。ふんわり優しくて素敵ですね。季節も問わず着られます。

 

で、どうでした?

 

「こんな着物があるんだな、かわいくて、、」

「レンタルにはない柄だから、買う意味はありますよね。本当に気に入っちゃいました」

 

Nさまが一目惚れされた着物は、辻が花の訪問着でした。

 

 

肩に着物をかけた時、

「わ~、きれい!」

「新しい着物を着るってこんなに嬉しい気持ちになるんですね」

 

 

「帯もきれい〜、着物とぴったりなのを合わせてもらえたし、、」と鏡を見てうっとり!

 

お着せしている私たちも思わず笑顔になっていました。

 

こんな瞬間が最高なんですよね~~!

 

 

「着物なんかいらない」と どんなに冷たく言われても一度着てみてから言って欲しいなー、と思えるのです。

 

 

今は着物を見たり触れたりできるところは殆どありません。デパートでもショッピングセンターに入っているお店でもちょっと見ていると「何かお探しですか?」と声をかけられます。ちょっと見たいだけでも立ち去るしかありません。着物専門店は敷居が高すぎますよね。用もないのに行けませんものね。

山兵さろんは山本呉服店と同じように気軽に着物に親しんでいただける場でありたいと思っています。

 

 

Nさまの着付けは15分ほどで終わりました。待っていらっしゃったご主人も見た瞬間目を見張られ、大絶賛でした。

「こんなきれいな奥様と一緒に出かけられるなんて幸せですね〜」と言ったら

「本当ですね」

その一言が聞けて私たちも嬉しかったです❤️

つづく

 

山兵、京都さろんで

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1 お茶をしながらお話を伺います。 着物ってその方の雰囲気で着るものです。どのような方で生活の中でどのようなシーン(場面)で着られたいのかお話しを伺います。

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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