「伝える」は相手ファーストで☆NHK朝の連続テレビ小説「エール」で感じたこと

由紀子の日々

NHKの朝の連ドラ「エール」を見て、じわ~っと涙が浮かんできました。テレビを見て泣くことなんかない私ですが、感動したのは私だけじゃなかったんです。

瞬間視聴率が22パーセントも出たらしいです。

 

 

「エール」は作曲家古関裕而さん夫妻の生涯を描いています。主人公「小山裕一」は自分の音楽に固執するあまり曲が書けず苦悩していました。そこへ早稲田大学の学生が押しかけて応援歌の作曲を何度も頼み込みました。頑なに断る裕一の心を動かしたのは昔、応援団長が怪我をさせてしまって甲子園に行けなかった親友に「早稲田を勝たせてくれ」と頼まれた思いを語ったことです。

 

「応援歌を作曲してほしい」と強力に何度も頼んでも思いは伝わりません。

譲れない思いに共感した時に裕一の心が動き、あの名曲が生まれたのです。

 

 

「何回も言っておいたのに~」私たちの日常でも、相手に伝わっていないことってありますよね。言った方にしてみれば、聞いた相手に責任があるように思いますが、「伝える」は「言ったから伝わっているはず」ではないということでしょう。

相手が自分が想定した行動を取ってくれなければ無意味です。相手のせいにしていたのでは何度でも同じことが起こります。

 

 

伝え方が9割」という本が100万部に迫る大ベストセラーになっています。

 

自分の頭の中をそのまま言葉にするのでなく、相手の共感が得られそうな切り口で伝えることで、自分が思う通りの行動を取ってもらうというものです。

話し方を「相手ファースト」に変えることで目的が達せられるのです。

 

 

まさに応援団長と裕一の場合がそうでした。

何度も押しかけて強力に頼み込んでも叶えられなかったのが、団長の思いに共感することによって心が動いたのです。

 

 

「伝え方で結果が変わる」ちょうど「伝え方が9割」にリンクして私にはそう映りました。

 

朝ドラを見ながらそんなことを考える私は変ですか?

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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