猫好きでなくても着てみたい猫柄の小紋☆着物もオシャレに着たい
「よ〜く見て」猫柄の小紋です。
全体で見ていると猫に見えないところがオシャレです。
一般的に着物というと花柄とか無地とか伝統的な柄が圧倒的に多いのですが、この頃は遊び心でハッとさせる柄もあります。
写真は京藤色の流水柄の染め名古屋帯を合わせて古典的に合わせてありますが、新橋色に幾何学模様などの洋服感覚でスッキリした帯を合わせるのも面白いと思います。
後ろにかけてある淡黄檗(うすきはだ)色に本紫の柄は、よく見ると「雪、月、花、星」の文字です。ちょっと見ただけでは分からないからこそオシャレな小紋です。
帯は山藍摺(やまあいずり)色に繊細ななでしこの柄です。
鴇羽色(ときはいろ)の小紋は「地紋起こし」と言って、白生地を織る時、唐草のような柄を凹凸で表現します。次に鴇羽色(ときはいろ)を無地染し、さらに点描で唐草以外を埋めて柄を浮き立たせるという凝った製法で作られています。
帯はピアノの鍵盤の柄です。もちろんコンサートやクリスマスなどのパーティーにもいいですね。
従来の小物や帯の固いイメージとは違うオシャレなものをご紹介してみました。
着物を着るだけで洋服よりキチンと感が出ます。
柄がオシャレっぽいと正式の場に着られないのではとご相談を受けることもあるのですが、毎日着物を着ていた時代の厳しいランク付けをそのまま今に持ち込んでとやかくいうのは的外れだと思っています。洋服であれば文句を言われないのはおかしな話です。
着物であっても自分のオシャレを楽しんでいただきたいと思うのです。
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