着たい時が欲しいとき! 何としても間に合わせる心意気

「来週、近江八幡で句会に着たい」
京裳苑で作っていただいた渡邉浩子さんの単きものと帯、羽織はお仕立てしなければ着られません。
実は京裳苑前に福島県いわき市まで反物を持って見ていただこうと思っていました。
「由紀子さん、決めてください」と浩子さんは言われましたが、責任が重過ぎます。
見せに行くにも岐阜からは片道5時間かかります。
その上、持っていける量はそんなに多くありません。
着物は決めるプロセスも大切です。
どこで、どのように、どんなのと比べてこれに決めた、と言う経緯は何十年たっても忘れないものです。
その思い出も大切にして頂きたいと思っています。
京裳苑ならたくさんの中から自分の好きなものが選びたい放題です。
その満足感と共に、京都での思い出は着物に全て残ります。
着物を見るたびに思い出すものです。
着物と、幸せな出会い方をしていただきたいと思っています。
とは言うものの、
金曜日に決めていただき 着られるのは次の金曜日!!
土日まで京裳苑が続きます。
そこで、京裳苑が一息ついた日曜日の夕方、みやこめっせの会場で裁断しました。

広い会場で柄合わせ

裁断完了
店へ持ち帰り、その夜 仕立屋さんに店へ取りに来てもらい縫っていただく手配をしていました。
3点出来上がったのは木曜日の朝!
ふー〜ーー、間に合った。
定休日でしたが、それを持って近江八幡のホテルへ届けました。
ホテルの部屋で、しつけ糸の取り方をお教えして明日の準備。
無事、句会には着物で出席されました。
オンライン着付け教室で学んでくださっているだけに、着付けもバッチリです!
着たい時が欲しい時、
仕立て屋さんや加工会社さんも超特急でやっていただけます。
それは「着物を着たい」と思われる方の夢を叶えたいと力を貸してくださるからです。
「チーム山本」としての協力体制があるからです。
「この日に着たいけど無理でしょ」諦めずに聞いてみてください。
今までは全て間に合わせてきたのは私たちの誇りです。
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[第48回 京裳苑のご案内]
会場:京都 みやこめっせ
5/ 23 (金)12時 〜 16時
24(土)10時 〜 16時
25(日)10時 〜 16時
着物の本場、京都みやこめっせで開催の京裳苑(きょうしょうえん)
みてみたいという方は、こちらからご予約ください。
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