大切なのは「何を伝えるか?」2☆「ノウハウ」ではなく「心」

由紀子の日々

私は小さい頃から長く日本舞踊を習っていたのですが、ちっとも上手くなりませんでした。

というのも動きを覚えることだと思っていたからです。

音楽に合わせて忘れずに動けばいいと思っていたのです。

 

 

 

 

お茶でもそうです。動きを丸暗記すればいいと思っていました。先生に言われなくても次々とできることが私にとっては上達でした。

 

でもお稽古に行くたびに道具が変わります。先週覚えた順番ややり方も道具が変わると微妙に違います。完璧に覚えたつもりなのに、また違うのが不満でした。

 

今思えばわざと道具を変えて所作を変えるんですね。

そのことによって

 

変わらない本質を身につけよと言われていたのでしょう。

 

 

日本舞踊においても動作だけを覚えることに終始した私の踊りは器械体操のようでした。ごめんなさい、器械体操も美しさを競うのですから。

音楽に合わせて忘れずに順番に動ければよかったのです。

ノウハウだけを習得してそれでよしとするレベルでした。

 

踊ることで、どんな場面の、何を伝えるのかこそ大切だったのです。

 

 

 

今まで写真展も書道展も見に行ったもつまらなかったです。その良さがわかりませんでした。どんな基準でこの写真が良いとされるのかも分かりませんでした。

 

でも見る側も心で受け止めれば良いのではないかと思えます。自分の心で見て「コレ、好き」「良いな~」で良いのではないでしょうか。

 

 

最近「経営はアートである」と言われます。

わけのわからないことを言うもんだと理解できませんでした。

 

しかし、

アートとは一回限りの再現性のないもの、

その時その場で最高のものを心を込めて伝えることを言われているのではないかと思えるのです。

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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