百寿を祝う☆朗らかに生きる

由紀子の日々

「100歳、誠におめでとうございます」

町長さんと社会福祉協議会の方がお祝いに来てくださいました。

 

「百寿」は100歳のお祝いです。

99歳は百から一を引いたもので「白寿」 90歳「卒寿」は白がテーマカラーです。

ちなみに

60歳、還暦が十干十二支が一回りすることで赤ちゃんに戻ると言われ、赤いものを身につけます。

古希(70歳)喜寿(77歳)は紫、

傘樹(80歳)米寿(88歳)は黄色です。

それぞれに言われがあります。

「百寿の上はもうないんだね」

あとは一番長寿になるしかないねと笑いが起こりました。

それほど、話す声にも張りがあって本当に元気でありがたいです。

 

95歳のお祝いに次いで、100歳のお祝いに来てくださいました。

 

お母さんには着物を着てもらえました。

「この着物ならいいでしょ」と鮫小紋が出してありました。

鮫小紋が無地の着物と同じ格で、

細かい点で青海波(せいがいは)を表現したおめでたい柄です。

細かい点が分度器のように円を描きながら波の柄を表しています。

 

義姉は長く着物を縫っていたので、その場にふさわしい柄が準備してありました。

背も低くなったので長襦袢には腰上げがしてあり、

軽くて体に負担をかけない着物選び、

羽織を着れば帯を正式に結ばなくてもいいでしょ、

前が少ししか見えないからおばあさんの袋帯を半幅にした楽な帯で、

と本当に行き届いていました。

 

町長さんと朗らかにお話ししていました。

 

 

こうして座って話していられることも、

立って歩けることも

自分で着替えができることも当たり前ではないことを感じました。

 

自分でできることって、なんて素晴らしいんでしょう!

 

 

元気で皆に囲まれて生きることは稀なことなんですね。

義兄夫婦たちの気持ちと毎日のお世話があってこそです。

本当に感謝です。

 

100年健やかに生きて、

子供、孫、曾孫に命をつなぐことの素晴らしさを思った1日でした。

 

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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