椅子に腰掛けて美しい礼をするには☆「品格の教科書」P20おじぎ

品格の教科書

「椅子に腰かけて礼をする時はどうしたらいいのでしょう?」

茶道を教えていらっしゃる先生から尋ねられました。

 

 

日本の伝統の中には「椅子に腰掛ける」と言う考え方はありませんでした。

しかし最近は一般のビジネスシーンなどでも腰掛けたまま挨拶をすることも多いのではないでしょうか。

 

 

品格の教科書の一番最初にも「おじぎは、台頭であることを認め合う儀式です」と書きましたが、

礼の基本を押さえて考えれば良いのです。

 

 

1、美しいこと

相手も自分も独立した人間でありお互いに対等であると認めて誇りを持って頭を下げること

 

2 、自然であること

肩を怒らせたり脇を開けると威張った態度に見えてしまいます。

 

3、一回で良いからしっかり頭を下げる。

コメツキバッタのようにペコペコと何回も頭を下げるのは媚び諂うような態度になり自分の価値を下げます。

 

 

椅子に座って、まず背筋を伸ばしてシャンと姿勢を整えます。

脇を開けないように肘を張らないようにして、手は膝の上に自然に置きます。

腰から頭まで一本の木のように、背骨をまっすぐにして

腰から折る形で傾けます。

くれぐれも首から頭を下げるのはやめましょう。

首だけ前に落ちるのは見苦しく美しくありません。

 

 

 

 

 

幼い頃、ご飯を食べるときもいつもきつく言われたのは「肘を張るな」「先を開けるな」でした。人から見た時、威張った態度に見えるからと言われました。

 

 

おじぎは言葉を使わず態度で交わすコミュニケーション、

礼儀正しく挨拶することは相手を尊重することです。

 

 

品格の教科書」は全国の書店さん、

またはアマゾンで手に入ります。

 

 

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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