男性のビジネスに着物!差がつきます☆その2、色について

きもの男子

ビジネスの場で着物を着ることはとても強い印象を与えることができます。その選び方についての2回目「色」についてです。

1回目の「生地の質感」についてはこちらをご覧ください。

男性のビジネスに着物!差がつきます☆ビジネス着物の選び方その1生地の質感について

 

色は人の心理に働きかける効果があると言われています。「この色は派手だなあ」「クールな感じがする」とか感じますよね。

色の要素は三つ「色合い」「彩度」「明度」の組み合わせでその印象を左右します。

「色相」は色合いについてです。

色が持つ特有のイメージがあると言われています。例えば

「赤」は情熱的、強い、活動的、破壊、暴力・・、

「緑」は自然、落ち着き、新鮮、平和、協調・・、

「青」は冷静、爽やか、誠実、若い・・、

「黒」は高級感、男性的、悪、恐怖・・などです。

色の持つ性質をうまく利用して相手にアピールしたいイメージを上手く用いるのもいいですね。一般的にスーツなどでも紺やグレーが多いのも冷静さとか誠実なイメージをアピールするためでしょう。

 

「彩度」は色の鮮やかさです。

彩度が高い色はビビッドで鮮やかで目を惹きます。彩度が低いと落ち着いた色味になります。

「明度」は色の明るさの度合いです。

メイドが高いと明るく柔らかな印象になります。また明度の差が大きい取り合わせはコントラストが強く、はっきりします。

 

 

この三つの要素を抑えてビジネスの場にふさわしい着物は

スーツの方の中にいても悪目立ちしない、原色ではなく深みのある、ダークめの落ち着きある色ということになります。

 

もともと着物は全身を包むのでスーツとは形が違います。また素材がウールとか化学繊維ですので自ずと絹の色とは違います。

同じような色であっても絹糸の色には華やかさがありながら落ち着きと高級感が感じられます。あえて目立たない色を選んでも十分目立ち、差がつきます。

 

 

毎日、洋服を着ている感覚から見て素敵と思える色を選ぶのはとても重要です。「着物は昔からこうなのよ」と孤立してしまうのはやめたいものです。

 

そのあたりを押さえた上でお似合いの色、お好きな色を選ばれると良いと思います。

 

お顔映りやイメージ作りのご相談を承ります。きっと最適の着物を選べると思います。

明日は「柄」についてお話しします。お楽しみに!

 

山兵、京都さろんで

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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