岐阜、山本呉服店で「京裳苑」始まる☆「染の百種矢野」の最高の染をご紹介します。

お見立て

「矢野さんに見せたくて、、」Tさまはお店に来店されるなり、2階で矢野さんの着物に着替えて展示会場に来てくださいました。

 

着物を作っている人たちは、精魂かけて作った着物でも一度手を離れると二度と見ることさえできません。

「どんな人が来てくださるのだろう」「どんな帯を合わせて着られるのだろう」とずっとずっと思っているそうです。私たちは仕入れに行く時などにお客様の写真を持って行って見せたりしています。お客様にそんなお話しをするとメーカーさんに会える時はそこの着物を着て行って見せてくださる方が増えています。

 

メーカーさんの社長さんや制作の責任者が会場に来てくださる「京裳苑」ではたくさんの方が着物を着て京都へ行ってくださいます。

今回は池田店(岐阜)での開催でしたが、自分が着物を着る楽しみと共に、多くのお客様が着物で来てくださいました。

 

 

 

Tさまは矢野さんのファンで、矢野さんの社長さんもTさまに会えるのを楽しみにしてくださっていました。

 

 

矢野さんには珍しい深い紺地の訪問着です。白の網の模様がすっきりと浮かび上がっています。その柄に合わせて帯は「紋屋井関」の海のさざなみをイメージした帯で物語になっています。「紋屋井関」は歴史に残る日本最古、鎌倉時代から続く皇室の衣装の御用を務めた家柄です。

紋屋井関さんについてはこちらをご覧ください。

代々、皇室の装束を承った皇室御用達「御寮織」☆西陣「紋屋井関」の帯

 

 

染の百種矢野」は雑誌「美しいキモノ」や「婦人画報」でも毎号レギュラーでたくさん掲載されているメーカーさんです。信じられないくらい良い生地を使い、数少ない優れた職人さんが精魂込めて作っていらっしゃる着物(訪問着、付け下げ、留袖、色留袖)は素晴らしい染です。柔らかい色でも細部までくっきり写真にも映ります。小さな部分にも金箔や刺繍を施し、立体感を出しています。

 

「染の百種矢野」さんの着物についてはこちらもご覧ください。

ノーベル賞授賞式出席の本庶滋子さんの着物と外国で着るきもの選び☆「染の百趣 矢野」さんの訪問着

 

矢野さんの訪問着を何枚か着てみていただきました。

 

ピンクの地色の訪問着は矢野さんの代表的な柄です。雑誌「美しいキモノ」や「婦人画報」などでもおなじみの作風ですが、矢野さんでは同じ色で同じ柄は二度と作られません。

 

矢野さんならではの黄檗色(きはだ色)に空色のぼかし、柄も矢野さんならではの作風です。葵の柄をつなぐ線はとても細いですが、写真でもしっかり写るのは染がしっかりしている証拠です。紋屋井関の新作の明るい袋帯を合わせて。

 

矢野さんならではの優しい色柄です。

 

矢野さんの社長さんのご好意でたくさんの訪問着や付け下げを持って来てくださいました。

こんなに色々矢野さんのものを見ることはできません。

明日にでもまた写真をあげたいと思っています。

つづく

 

京都店を再開しました。ご来店のご予約をお待ちしています。

 

お着物のご相談だけでなく、京都(関西)へ行く予定が入ったから寄るよと言ってくださる方も大歓迎です!
相変わらず、岐阜と東京などの出張、仕入先との打ち合わせなどで留守にすることも多いと思いますが、できる限りご予定を合わせて楽しい時間を過ごしたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
                          山本由紀子

 

7月から京都店でも着付け教室を再開します。

ご都合が良い日をお知らせください。

着物まわりの雑学にも詳しくなります。

自分で着物を着られたら嬉しい〜🎵

 

*山兵、京都 着物を自分で着よう「きもの塾」募集!

 

最大限  2名までの個人レッスンです。

 

持ち物  自分で着られるようになったら着たい着物、長襦袢、半幅帯、

着付け用小物(足袋、肌着、衿芯、コーリンベルト、コーリン結び、腰紐1本、伊達締め、前板)

1回目は着物を着る前に着物の特徴や着方の説明などをします。

その時に持ち物を見せていただいてから始めますのでご相談ください。

なぜ?から学ぶ着方教室

       6回 18,000円

ご都合の良い日を打ち合わせて決めまさせていただきますのでお申し込みフォームに書き込んで送信してくださいね。

 

お問合せは こちらから 

 

申し込みはこちらから

 

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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