「結び」に込められた祈り☆娘、息子も「結び」から

「品格の教科書」に載らなかった話

「帯締めはキツく、キツく結んでください」着付け教室のたびに私は声を張り上げて強調します。

帯は緩く巻いて、帯締め一本でしっかり締めるれば楽なのです。

逆に、帯締めがしっかり結んでなければ帯は崩れてしまいます。

それほど最後の一本、帯締めの「結び」は大切なのです。

 

結びにくい平の帯締めの結び方、人気のブログです。お困りの方見てください。

平たい帯締めを一発でキレイに結ぶ呪文☆初めてでも名古屋帯が結べました。

 

 

お守りの紐は「、願いが叶うように表側が「口」裏側が「十」になる叶う結び」で結ばれています

 

 

古来、“願いを込めて結ぶことは、人の想いまでをも留まらせることができる”と考えられていました。
神社でも「しめ縄」という形で幾重にも結ばれた縄で結界を張ります。

おみくじを御神木にキチンと結びつけて帰ります。「新しい運命をください」とお祈りした名残です。

 

振袖や結婚式に着る留袖、赤ちゃんが生まれた時のお祝い着にも「たばねのし」おめでたい熨斗を結んだ柄がよく使われます。

 

「結び」の語源は日本神話にあって「産霊(むすひ)」と言われています。

「産(ムス)」は生み出す

「霊(ヒ)」は神霊の働き

「天地万物を生成する霊妙な力を持つ神霊」と定義されています。

 

 

子供も神様から授かった大切なものという意味で

男の子は「むすびひこ」が「息子」となり、

女の子は「むすびひめ」が短縮されて「娘」となりました。

織姫と彦星のようですね。

 

 

 

手紙を締めくくる言葉、祝辞などを述べた最後の言葉も全体を締めくくる意味でとても大切です。

それも「結びの言葉」と言います。

「結び」とは何においても締めくくるとても大切なものなんですね。

 

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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