着た着物はいつたためばいい?☆「畳」は「たたむ」ことから、「蔵」は「しまう」ことから出来た言葉
「着物を着た後、何日くらいかけておいたらいいのですか?」時々お客様から聞かれます。
着物を着た後には着物にぬくもりが残っています。それは「湿気」です。そのまま畳んでしまうとカビの原因にもなりかねません。しばらくハンガーなどにかけて乾かします。
ハンガーは着物用のまっすぐな長いものが良いです。
洋服のハンガーは肩が下がっているので着物の型くずれの原因になります。
また着物ハンガーもできるだけ長いもの、長く伸びるものを選びましょう。袖の先まで無いと垂れ下がった部分にシワができてしまいます。
良いハンガーの選び方はこちらを見てください。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
着物を着た後、どうすればいい?☆「着物ハンガーを選ぶ」とき注意するポイント
最低、2、3時間 できれば2〜3日が適当です。
一週間もかけておくのは長すぎます。
畳は「たたむ」から出た言葉です。
江戸時代初期までは床の上にゴザを敷いていました。時々それを畳んで掃除をしたりして、座る場所を広げたりしていました。この「たたむ」と言う動作が畳の語源です。
「たたむ」は一段落と言うことです。
「店をたたんで新しい商売をする」などと言う時にも使い、区切りをつける意味にもなります。「たたんだ」後、それをしまうために蔵が必要でした。だから蔵は「くら」のほかに「しまう」とも読みます。ものを片付けてしまうと部屋が広くなって新しい空間が生まれます。
踊りを始める、宴会をする、みんなで集まる、いろんなことができます。
日本人はこうして1つの空間に蔵というクローゼットをつけることによって、その空間を幾通りにも自由に使いこなしてきました。
取り外しのきく障子や襖で用途に合わせて新しい空間ができたのです。
「蔵」は「しまう」とも読んだことから「さぁこれでおしまい」と言う言葉ができました。
「おしまい」は次の新しい「はじまり」のためにあるのです。
「着物をたたむ」のは着物を着て出かけた日そのものにピリオドを打つためでもあります。
着物をたたみながらその思い出も一緒に畳むものです。
思い出が冷めやらぬうちに着物も畳んで片付けましょう。
[関連記事]
「着物を着た後どうすればいい?」やること、注意点は☆着物ビフォー&アフター
着物を着てホテルに泊まる時私がやること☆着物には着物ハンガーで休ませてあげましょう。
[人気記事]
着物の畳みジワを簡単に取る方法☆くっきり付いてしまったシワをあっという間に直すアイロンのかけ方
ブログの読者登録、こちらからできます。
山兵、京都さろんで
「着物体験」をしてみませんか。
1 お茶をしながらお話を伺います。 着物ってその方の雰囲気で着るものです。どのような方で生活の中でどのようなシーン(場面)で着られたいのかお話しを伺います。
2 実際にお似合いになりそうなものをご提案します。
3 試着、反物のままであっという間に着物スタイルに変身です。
4 着物の写真を撮ってその場でスマホ等に差し上げます。
着物着装体験と写真撮影して写真プレゼント、サロンでお茶とお菓子付き
¥1,000
「体験プログラムをやってみたい」と思われる方は京都さろんへ来れそうな日を第一、第二希望をメッセージに書いてお申込みフォームを送信してくださいね。
ブログの読者登録、こちらからできます。
この記事へのコメントはありません。