文字で伝わる気持ち☆「品格の教科書」を新入社員さんに贈る

品格の教科書

「えーー、またお礼状くださったの〜」

奈良、千壽庵吉宗の新入社員さんたちから、一人ひとり手紙が届きました。

その経緯はこちらです。

新入社員さんに本「品格の教科書」をプレゼント☆「品格の教科書」P9時代とともに変わる1「作法」、変わらない「あり方」

 

 

この前、寄せ書きをいただいていたので、それで済んだものと思っていました。

 

 

私はこの手紙を受け取った時、

 

「本当に一生懸命に書いてくださったんだなあ」と感動しました。

 

 

 

それは私が父のことを思い出したのでした。

ある時、契約書に住所名前を書きました。

それを見た父は

「なんだこの方は書き方は! 大切な書類に殴り書きして」

と怒り出したのです。

 

「字が上手とか、下手とかって言う問題じゃない。契約書にサラサラっと書くもんじゃない。大切な書類は自分がサインしていいかどうか、考えながらゆっくりと確かめながら書くもんや。」

 

 

「その書類を大切に思っているかどうか、筆圧で伝わるんだぞ。」

 

 

 

いつも書いている住所や名前は「慣れ」で書いてしまいます。

しかし、それを簡単に書いてしまえば、その責任は自分が取らねばなりません。

 

どんな気持ちで書いたのか、見た相手にも伝わります。

 

 

それをしっかり認識してサインすべきだったのです。

 

 

 

そんな昔のことを思い出しながら、3人の方の手紙に込められた熱い思いを受け取りました。

一生懸命書いてくださった文面にも本当に感動しました。

 

「手紙を書く」ことにどれほど考えて、清書してくださったのだろうと思いを馳せました。

 

 

「字は人となりを表す」と言います。

 

 

キレイな字はそれだけで好感が持たれます。もちろんきれいに越した事はありません。

しかし、文字に自信がなくても丁寧に気持ちを込めて書くことです。それは必ず相手にも伝わります。

 

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贈答の形で伝える心☆「品格の教科書」p9時代とともに変わる2「作法」、変わらない「あり方」

 

 

 

第45回 京裳苑

 

■ とき   6月4日(土)5日(日)6日(月)

■ 場所   京都・平安神宮前 みやこメッセ

■ 主催   (株)山本呉服店

 

*山本呉服店のお客様、特別ご招待の方のみとなります。

見てみたいと思われる方はお問合わせからメッセージを入れてください。

 

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「品格の教科書」は全国の書店さん、

またはアマゾンで手に入ります。

 

 

 

 

 

 

 

山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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