オリンピックの閉会式☆小池知事の色留袖
由紀子の日々
「あっ、小池都知事が着物だ〜」以前開催の東京オリンピックでは着物姿がたくさんありました。
「やった〜!」呉服屋としてはやはり、世界に代表する日本の着物がいつ着られるかをずっと注目してみていました。
始まる直前まで開会されるかどうかわからなかったオリンピックはほぼ無観客で競技がなされました。
かつてはなかったオリンピックの形態でした。
オリンピックは世界中のお祭りであり、開催国日本らしさをアピールしたものです。だから着物を着て欲しかったのですが、残念!!
それでもこの日のために何年も体力をつけ、技を磨いてきたアスリートさんたちの真っ直ぐな頑張りには心撃たれました
今回は、数年前から各国をイメージした振袖を色々な染屋さんが制作していて、開会式に着られるはずだったのです。
開会式も、メダルの授与も、着物姿はありませんでした。
そこへ小池知事が着物を着てくださったのは嬉しかったです。
「矢野さんの色留袖に間違いないね」
先にそちらへ無意識に考えが行ってしまうのは呉服屋の性でしょう。
小池都知事が着られていたのは訪問着ではなく、色留袖でした。
色留袖は袖や胸、肩に柄がなく無地です。
その代わり、背に一つ、または背と両胸に三つ家紋を入れます。
間違いなく、色も柄も矢野さんだね、「染の百種、矢野」さんは毎年6月にみやこメッセで開催の「京裳苑」でもレギュラーで出品していただいています。
「なぜ、矢野さんなのか?」
それはあの色の華やかさにあります。
人間の目は一瞬で判断しますが、7割以上は色でイメージを決めると言われています。
伝統的に京友禅の職人さんは重みを出すため原色でなく、グレーをちょいと混ぜます。
あのクリアーな、くすみのない水色だからこそ、大きな舞台でも、テレビ中継にも、外国の人たちにも好評なのです。
また素晴らしい染の技術で、柄が浮かび上がります。
このような作風は矢野さんだけです。
だからこそ、大切な場で着られる方は矢野さんの着物になるのです。
山本呉服店でも「ここ一番の場」へ来て行かれる方には抜群の華やかさでお勧めします。
矢野さんのお話はこちらも見てくださいね。
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