冬には冬の景色を楽しみ「京都の雪」事情☆
「あぁ、なんて美しいんだろう!」
京都、東山の料理旅館、吉田山荘で夕方から会合がありました。
お座敷から見えるお庭には雪が休みなく降り始めました。
見る間に枯れ木に真っ白な花が咲き、
芝生は白砂を敷き詰めたように明るくなって行きました。
会合中には主催者の方が「雪が降り止まないので早く切り上げなければ」と言われるほどどんどん積もって行きました。
8時過ぎにはもう7、8センチ積もっていたでしょうか。
ずっとお庭を見ていたい衝動に駆られながらタクシーを呼んで貰って帰ってきました。
日曜日とあって、車も人通りも少なく、平安神宮の裏の道は車道でも真っ白!
こんな光景は見た事ない!
京都は底冷えがします。
京都の街の下には硬い岩盤があって琵琶湖の5杯分とも10杯分とも言われる水が溜まっているからだそうです。
それでも雪が積もるとは珍しいです。
私が学生時代身を寄せていた西賀茂で積もっていた雪も
北大路まで南下すると雨になります。
御所の北、今出川あたりでは道が濡れているくらい、
四条まで行くと青空でホコリがたっています。
四条あたりからタクシーに乗ろうとして「西賀茂まで」と言うと
冬用のタイヤに変えてないことを理由に乗車拒否された事もありました。
金閣寺は北大路の近くの山の近くにあるのですが、一度も雪景色を見た事はありません。
相当たくさん降っても直ぐに消えてしまうのです。
余程、待ち構えていて朝早く行かないと見られません。
一生に一度は見たいものだと思っています。
そうそう、
一昨年の3月 心友西美津江さんと息子さんと龍安寺の石庭へ行きました。
お寺へ入ろうとした時、ザーーーッと霰が降りだしました。
岩と白砂のモノトーンのお庭に繰り広げられる白い霰のエンターテイメントを
終わるまで見とれていました。
何日待ったとしても、あの光景には2度と会えないでしょう!
その時のお話はこちらです。
2月の龍安寺、石庭は侘び寂びの世界☆見方、考え方で笑顔になれる。
まさに、一生に一度出会った景色でした。
旅や観光というと気候の良い時を選ぶのですが、
四季折々に「その時ならでは」の出会いがあります。
それを教えてくださったのは
学生時代に京都のおばあさんと行った桂離宮で案内してくださった宮内庁の職員さんでした。
その時のお話はこちらです。
「桂離宮」最高のおもてなし☆侘び寂びの世界1
「四季の移ろいの中で、刹那の景色を楽しむ」
日本に生まれてよかったな〜と感謝する時でもあります。
「品格の教科書」は全国の書店さん、
またはアマゾンで手に入ります。
この記事へのコメントはありません。