着物の寸法の測り方☆着物の仕立てを依頼する時の注意点

お見立て

「着物を仕立ててもらう時、どこを測ればいいのでしょう?」その時の対処の仕方をお伝えします。

 

まず着やすい着物があればそれと同じ寸法に仕立ててもらうのが一番早道です。

その現物を持ち込んだり送ったりしてその寸法に合わせていただくのも有りです。

 

 

着る方によって腰紐の位置や心地よいと思う感覚が違うので、それを伝えるといいと思います。

例えば、身幅がもう少し広い方が良いとか、丈が3センチくらい長い方がとか具体的に伝えるといいですね。

ただ、裄や袖丈に関しては合わせる長襦袢やコートと合わないと困るので、気をつけましょう。

 

物差し(尺でもセンチでも良い)またはメジャーを用意します。

 

尺ものさしについてはこちらを見てください。

呉服屋の「鯨尺」と大工さんの「金尺」は☆きものがたり5

呉服屋は今も「尺ものさし」☆きものがたり4

 

ところで、どこを測ればいいかというと、大まかに袖丈、裄(肩幅と袖幅)身幅(前幅、後幅)着丈です。

まずは着物を広げます。

 

袖丈は袖山から下の縫い目までです。一般的には1尺3寸(49センチ位)が多いです。

 

畳んである時は襟が中へ入っているので出します。

 

背中心から身頃と袖の縫い目まで(肩幅)と縫い目から袖の先まで(袖幅)も測っておきます。

 

裄は背中心の襟の付け根から袖口まで、斜めに測ります。

 

今は長めが好まれるので1尺7寸5分(66センチ位)が多いです。その時、身幅と袖幅も測ります。その二つの合計が裄です。

 

身幅は裾に近いところで測ります。

 

裾の方で測ります。

 

前幅は、おくみを除いた部分を測ります。

 

 

後ろ幅も裾に近いところで測ります。

 

多少太っても着るのに楽なのは6寸5分(24.5センチ)です。後ろ幅は8寸(30センチ)です。

 

 

身丈は背中心の襟の付け根から裾までをまっすぐに測ります。

 

身丈の目安は身長です。身長分にしておけば肩から頭の先の長さがおはしょりになります。ただし、着物をよく着られる方では好みがありますし、腰紐の位置や太さによっても違ってきますので、着やすい着物を測って自分の身丈を知っておくことも大切です。

 

最低限、これだけわかれば着物は仕立てられます。

 

人差し指のところが縫い目です。そこから約3センチ生地が重ねて塗ってあります。そこがくりこしです。また物差しの左、見頃と袖が縫い付けてある部分が袖付となります。

 

あとは「くりこし」と「袖付」くらいでしょうか。

くりこしは後ろ身頃の帯の下になるあたりに縫い重ねてある幅を測ります。前身頃でも同じような位置で縫い重ねてる場合(特に留袖、訪問着など)は後ろと前の差になります。

 

一般的に8分(3センチ)です。襟をたくさん抜いてきたい方、肩や背中にお肉が付いている方、は1寸とかそれ以上の方もあります。IKKOさんのような着方はくりこしが多い着方です。

袖付は身頃と袖が縫ってある長さです。一般的には6寸(22、8センチ)です。帯を高い位置に結ぶ振袖は少ないです。余談ですが、くりこしをたくさんされる芸者さんなどは袖付の長さが前と後ろで変えてあります。IKKOさんもそうかもしれません。

 

参考までに身長による大体の目安をお知らせしておきますね。

 

 

私たちは身長を目安にして、だいたいの寸法を描きます。

 

伝えてくださった寸法があまりにこの基準から外れているとお尋ねしなおすことにしています。

 

新しい着物を作った時に、ついでに自分の寸法を書いてもらって持っているのもいいかもしれません。そうすれば長襦袢と合わなかったとか、コートから裄が出てしまった時う事も防げます。

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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