「形」か「心」かそれとも・・2☆「品格の教科書」P4やり方を暗記しても身につきません。
品格の教科書
幼い頃、厳格な祖父の元でしつけられた経験から、私は堅苦しいのが大嫌いになりました。
「心があればいいのよ、作法や風習なんてどうでもいいのよ」
と大きな声で叫びたい気持ちでした。
しかしいくら心で思っていても形に表さなければ伝わりません。
「おめでとう、とずっと心で思っていたのよ」
と言っても、お祝いの品を贈ってその気持ちを表さなければ相手には伝わりません。
そして贈答の形にはのし紙や包み方で気持ちを表す「形」があります。
それを踏まえて贈ることで相手に気持ちを伝えることができます。
一方、もらった人は言葉とお祝いの品ときちんとした贈答の形で
「おめでとう」の気持ちを受け取ることができます。
「品格の教科書」の出版記念パーティーでは、思いもかけずたくさんの友人が着物を着てくださいました。
私が呉服屋だから、着物で参加すれば私が喜び、場が華やぐだろうという心遣いです。
本当に嬉しかったです!
長く伝わってくる間に理由や意味が削ぎ落とされて「形」ばかりになってしまいます。
形の裏には必ず意味や理由、歴史的意味があります。
その意味を知ることによって納得でき、しっかり身につき応用も利きます。
反対に、形や風習で表されたその気持ちを察することができます。
その循環を回すことで自分も周りの人も幸せになれると思うのです。
第45回 京裳苑
■ とき 6月4日(土)5日(日)6日(月)
■ 場所 京都・平安神宮前 みやこメッセ
■ 主催 (株)山本呉服店
*山本呉服店のお客様、特別ご招待の方のみとなります。
見てみたいと思われる方はお問合わせからメッセージを入れてください。
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