お茶会へ行くとき知っておきたいこと☆「品格の教科書」P134自分と他人を分ける「結界」を知りましょう

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誘っていただけて、一人ではできない煎茶のお茶会の体験ができました。

なんでもやってみる、経験してみるって大切ですね。

いろいろなことを感じ、学びました。

 

 

[初めてお茶会へ行くときのご注意]

 

1)お懐紙、黒文字、扇子は必須の持ち物です。

黒文字(お菓子を切るための爪楊枝の太いようなもの)は懐紙の真ん中に挟んでおきます。

扇子はパタパタ扇ぐものとは違って、お茶用の短いものを用意しましょう。お辞儀をするとき、お席へ入るとき、床の間やお道具を拝見するときに前へ置いて使います。

扇子を前に置く行為は「結界」を作ることです。

 

「結界」についてはこちらもご覧ください。

お地蔵さんも畳のヘリもみな「結界」ってどういうこと?

 

 

2)白の靴下はお忘れなく。ストッキングは素足と同じで失礼です。

靴を脱いで部屋に上がったら履き、帰りに靴を履く前に脱ぎます。

 

あるお茶人さんがとてもお世話になったSさまを正客(メインのお客様)として正式のお茶会を開かれました。Sさまの奥様は長年茶道をされているので、くれぐれも白い靴下を持っていくように言われたのですが忘れてしまわれました。

お茶会を開いた方は白足袋を履いてお迎えされましたが、正客が黒の靴下を履いておられるのに気付き、恥をかかせないように次のお席には黙って遊び心のある靴下に変えられました。

その気遣いと相手の気持ちを汲み取るやりとりを聞いて素晴らしいなと感じました。

「たかが?靴下」とは言えませんね。

 

足元は見られています。

 

 

M様は無地で織り柄が訪問着のようになっている着物を着ていかれました。

 

そんな私は煎茶会がどのような会なのかをよく聞きもせず、小紋を着て行ってしまいました。

ちょっと恥ずかしかったです。

お茶会の正式な着物は「無地」です。

 

若い方や先生方は訪問着も多かったです。

 

飾りものがしてある回廊を次々と着物姿の方が。圧巻でした。

 

萬福寺は着物姿の方で溢れていました。

 

煎茶をお稽古していらっしゃる(お茶会に来ていらっしゃる方)は2、30代の方も多くて「日本、捨てたもんじゃないな〜」と嬉しくなりました。

 

美味しいお煎茶の淹れ方を見たいと思って行ったのですが、お菓子が回ってきたり説明を聞いているうちにうっかり、ほとんどお点前を見るのを忘れてしまいました。それだけ余裕がなかったんですね。

 

久しぶりのお茶会は別世界に気持ちが飛んで楽しかったです。

 

次回またこんな機会があったら行きたいな〜と思いました。

Mさま、お誘いいただきありがとうございました。

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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