大雪山の黒岳登山

旅行

「ゆっこさん、内股になってるよ。着物を着て歩くクセが身についているからだけど、山登りは靴が擦れるし足を少し離して外股で歩いたほうがいいよ」今回の合宿の主催者であり、ヒマラヤへも登られている竹内美紀さんが後ろから言われました。

 

まさか自分が内股で山登りしているなんて、考えただけでも笑っちゃいます。

でもその時は結構いっぱい、いっぱい。

外股にしようと思っても直りませんでした(笑)

 

自分の当たり前に気付くことも、それを治すことも難しいんだなあと思いました。

 

 

展望台から黒岳を望む

 

北海道、層雲峡で行われたセカンドカーブのセミナー合宿で大雪山系の黒岳を登りました。

 

 

昨年はロープーウェイとリフトで行ける展望台から美しい黒岳を見ていました。

「ちょっと頑張れば登れるかな?」

と思ったのが甘かった!

本格的な登山でした。

 

層雲峡の駅からロープーウェイ、リフトで7号目ロッジまで。そこから登ります。

 

7合目から8合目までがやたらと長かった!

 

登りはちょうど曇っていて助かった〜〜。ジリジリと太陽に照らされていたらバテていたかもしれません。

下からミストのような冷たい雲がさーっと上がってきて気持ちいいーー!

美しい緑の中、緩やかな石組みを選んでひたすら進みました。

可愛らしいお花が咲き、美しい珍しい蝶が舞い、シマリスが人を恐れずお食事をしている姿にも出会えました。

 

オチャメなシマリスがすぐそばへ出てきてお食事していました。

 

招き岩まで来れば山頂まであと少し。

 

あと少しでリフトの駅というところでザー〜っと雨に降られてびしょ濡れ!

シャワーを浴びたような感覚でそれほど苦にはならなかったけど。

 

 

屋根のないリフトに乗っている間は雨が止んで、虹が!!

虹を眼下に見たのは初めての経験!

 

 

虹が下に出ていました。

 

私のような初心者に歩調を合わせてくださったので片道2時間、往復で4時間

23000歩の道のりでした。

 

 

ロープーウェイの山頂駅へ着いた途端、雷ゴロゴロで地響きがするほど、ザーザーと大雨、風で建物が揺れる大嵐。

ゆっくり、ご褒美ラーメンは体が温まって美味しかったな〜〜

 

 

その後もしばらく雷による停電で足止め。

運転が再開されたロープーウェイは30分かけてそろりそろり。

普通なら7分で降りてしまうのに、ゆっくり原生林の景色を楽しめました。

 

フルコースな山の天候を経験させてもらい、賑やかな1日でした。

 

戻ってきてご褒美はラーメン、餃子。格別美味しかったです。

 

登山なんて自分には関係ないと思っていました。

昨年までの吉野の修験道歩きがなかったらおそらく行こうとも思わなかったでしょう。

奈良、吉野の修験体験1

吉野で修験修行、大天井ケ岳へ登拝の道☆吉野の神さまと自然に感謝

 

 

「できない」と自分に枠をかけて動けなくするのは、やはり自分なのでしょう。

 

今まで経験したことないことに挑戦できてスッキリ、爽やか。

自分がやろうと思えば何でもできるんですね。山の教訓。

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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