二十四節季、種まきを伝える「穀雨」☆岐阜、揖斐の里山の春

歳時記

「雨が降り出したみたい、、、そういえば穀雨」早めに寝たら夜中に雨の音で目が覚めました。4月19日昼間、北方店へ向かう車の中でラジオが「今日は穀雨です」と告げていました。

 

穀雨は「二十四節季」の一つで、雨がいろいろな穀物を育てる時期から名付けられました。

 

中国では農作業には季節を正しく知る必要があり、春夏秋冬をさらに6つに分けて二十四の季節の名前をつけたのです。日本でも平安時代から使われるようになりました。

穀雨は寒さも去って一気に暖かくなり、雨が増えます。霜が降りることも少なくなります。

 

ゴールデンウイークの田植えを前に、田んぼは一回目の代掻きが終わり水が入りました。カラスが田んぼで大好物のミミズを夢中で食べています。

 

今年の穀雨は4月19日から立夏の5月日までで、穀雨が終わる頃に八十八夜を迎えます。

 

 

麦が穂を出しました。雨上がりは遠くの山が近くにくっきりと浮かび上がります。

 

山の木々が萌え立つように芽を吹くこの風景が大好きです。以前、雑誌「家庭画報」の巻頭特集で著名な写真家さんが毎月季節の里山の風景を特集していらっしゃいました。とても素敵な写真に魅せられていました。

 

よく見ると揖斐にはその風景は普通にあります。なんて良いところに住んでいるんだろうと思いました。

 

 

先日、山へ花や木を取りに行った時、池田山の山岳道路を通りました。

その時のお話がこちらです。

四季の移り変わりが感じられる揖斐が好きです☆「言わずに気持ちを伝える」日本文化

 

 

お天気が良くて空気が澄んでいると名古屋の駅前のツインタワーまで見渡せるビュースポットです。

 

以前東海ウオーカーで「無料で楽しめる絶景スポット」第1位に輝きました。

 

 

この辺りはお茶の生産が盛んです。暖かかった今年はお茶の芽吹きも早く、もう新芽が出ていました。あまりに美しくて思わず写真を撮りました。この新芽を天ぷらにしても美味しいんですよ。美しい景色を見ても、ついつい食べる方に気持ちが行ってしまいます^^

 

以前、お茶刈り機を手で持って刈っていた頃はお茶の木がこんもり丸い形でした。今は乗用の機械になったため木の形が平らたくなり、お茶畑の景色も変わりました。

 

 

雨上がりは山が驚くほどくっきりと近く見えます。埃っぽかった黄砂が雨で洗い落とされてしっとり気持ちがいいです。

毎年であれば黄砂に混じってpm2,5の心配をしなくてはいけないのですが、中国の工場が休業していることで空気がきれいになったそうです。

人間の活動が地球に負荷をかけていたんですね。

今回のウイルスは地球からの警告かもしれません。

春の芽吹きを見ながら、そろそろ人間は自然や他の動物に迷惑をかけない暮らし方を模索しなくてはいけないではないかと思うのです。

 

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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