「そういえば紅葉はどうですか？三千院とかもう見る見頃だと聞きましたが」

「三千院も高雄も、今年は全然混んでないよ。土日はさすがに渋滞するけど、平日なら全然空いてるよ。行くなら今年だね。」

 

その一言で、次の日お休みに主人と神護寺ことを決めました。

 

神護寺へ行く道は嵯峨野から一本道なので迂回することもできません。渋滞に巻き込まれたら待つしかないのです。

荷物を持って主人が京都へ着いたのは２時過ぎでした。そんな時間からでも「今年しかない！」神護寺へ向けて出発しました。

 

タクシーの運転手さんに教えてもらったように、少し遠回りでしたが金閣寺の方から仁和寺の前を通って、渋滞する宇多野の信号を難なくやり過ごしました。

その時間はもう帰り車が渋滞していましたが、運転手さんが言われた通り「毎年だったらこんなもんじゃない」程度でした。

私たちはスイスイと神護寺へ着くことができました。

 

 

 

いきなり、階段が限りなく続いていました。

 

 

曲がり角を回ってもその先にはまた階段が待っていました。

それでも途中、途中の曲がり角に茶店があってほっとしました。もみじ餅というのが名物らしくどの茶店にもありました。残念ながらもみじの形をしていたわけではありませんでした。

 

それでもあの階段がまっすぐに延々と続いていたらめげるかもしれません。先が見えず、とりあえずそこまで行けば綺麗な紅葉が見られるかもしれないと思って登れるのです。

わ〜〜、まだ上だー〜！　続く階段にひるむと茶店があるといった感じです。

昔の人って優しい思いやりがあったんだな〜と思いました。

 

 

 

これが、かの有名なサスペンスや時代劇でおなじみの階段の上から見た景色です。

３時を過ぎたら、日が当たらないところではドス黒い色になってしまいますね。

 

写真を撮っていても人は少なかったです。

時間が少し遅かったので色は鮮やかな色ではなかったですが、静かな京都の紅葉が見られました。大渋滞にかかってまで行く元気はありません。

 

「今朝も土曜日でしたが、10時くらいに三千院へ向かって30分で行けたよ。全然混んでなかったよ。」とタクシーの運転手さん。

コロナの今は人気の場所が空いている！　タクシーの運転手さんが教えてくださった情報に感謝です。「プロに聞け！」ですね。

コロナでも少しはいいこともありそうです。

 

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