お誂えの自分の着物を、自分で着て卒業式☆「着付けは簡単!」池田さまのお嬢さまの着物語3
お見立て
「早〜!! たった2時間で一人で着物が着られるようになったなんて」
着物が仕立て上って
1月に来ていただいて、着物の着方をお稽古しました。
はじめは宿泊して2日間を予定していただいていたのですが、杞憂に終わりました。
説明を含めて2時間でした。早い!早すぎる!!
その時のお話はこちらです。
朗報! 着物は一回のレッスンで着られます。
私も予想外でした!
お嬢さんが頭がいいのはもちろんです。一度言ったことはすぐにできるのですから・・
ただ、早く着付けがマスターできるには3つのコツがあります。
1、「着物を着ることは難しくない!」と思い込むこと
難しいと思ってしまえば、思った通り難しくて「できなくても当然」になってしまいます。
洋服がなかった時代には子供でも朝起きたら自分で着物を着ていました。
2、目指すべきスタイリングを描くこと
出来上がりは「これ」それを実現するには「こうすればいい」とまずは目標をしっかり持って逆算して考えることで脳が納得して手を動かします。
3、手つきを真似る
合理的なのは結局、手つきに集約されます。手つきがそうなれば頭で考えなくても結果は間違いなく実現します。
リケジョのお嬢さんは「仮説を立てて、実験で立証する」ことを日常にやっていらっしゃいます。
着物の着付けにも同じこプロセスを踏めば、確実に早く着られるようになります。
「こうやってね」「次はこうして・・」の教え方や
先生が手を出して「こうするんですよ」と手を出して教えるのでは
なかなかマスターできません。
一人で初めて着られた時の写真です。
後日、池田さんから頂いたメッセージです。
* * * * *
「由紀子さんに会って、今までの日本の文化への考え方が全然変わった…」という事を娘は感じているようです。
つまり彼女にとって「成人式の時の着物がきつかった」という情報が身体に染みつき、その周囲に付随した「和の文化全体」も「堅苦しい」「キツイ」…という感覚になっていたんだと思います。
しかし由紀子さんの中から出てくる言葉や所作は、生粋のリケジョの彼女の中にあった「Why」をスッキリとさせてくれたんだと思います。「深く長い歴史が紡いだ和の文化」は、彼女の中に「理」として深く刺さったようです。
ワタシに似て幼少期よりやや「自閉的」「空気を読めない人」的な部分が多く、中々「曖昧なこと」に対する理解が難しいところもある娘ですが、「意味がわかり、のめり込む」と、人の何倍も夢中になって全集中する…という特性も持っています。ワタシも彼女も、いわば曖昧さを許容する「和の文化」は、由紀子さんに出会って理解できるまで「異界のモノ」のように感じていたのも確かです。
しかし、由紀子さんに惹かれて京都に何度も通い、和服を通して「和の文化」を知れば知るほど「これほどまでに人間に対してとことん合理的なモノは無い!」と感じるようになり、すでに我々家族の生活には欠かせないモノになりました。
「和の文化」の中の「曖昧さ」にも意味や理があり、全てが自然と人間の調和をとるための「礼」であること…。それが由紀子さんに出会って知ることができた一番大きなところです。
知れば知るほど奥の深さにワクワクする「和の文化」…。まだまだ色々知りたいと思っております。今後ともよろしくお願いします
理屈っぽい、 いや 解説が多い、
私のやり方ですが、お嬢さんに共感していただけたようです。
ものすごく嬉しかったです!
この日に、着物に合わせて帯を選んでいただきました。
着物を着た状態で選べば一番間違い無いですものね!
続く
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