着物は着たい時いつでも☆山本呉服店の名物「展示会ご飯」は着物を着て行く場
「今日はどこへ行かれるのですか?」
「この後の予定は何もないんです」
当店で作っていただいた辻が花の訪問着の着付けを終わったお母様が言われました。
「入学式に雨が降ってしまったので、今日代わりに着て店で写真を撮って差し上げるんです」
リベンジ着物なんだそうです。
着物を見ているとあっという間に時間が経ってしまいます。
「ご飯を作って出して欲しい」
お客様の気持ちに負担をかけない「手作りで簡単なものがいい」
50年以上も前、父が言い出して始まり、伝統的に続いています。
今回のメニューはNHK朝の連ドラ「らんまん」が植物学者「牧野富太郎博士」をモデルにしていることから、身近な食べられる草を使って作るということになりました。
スタッフさんのお家の庭にある「ユキノシタ」を汁物に使いました。
「ユキノシタは血止め草って言って、キズをしたとき貼ると血が止まるんだよ」と幼い頃、祖父が言っていました。
祖父は町の役職でよく山を管理に行っていて、ヒルが食いついて血を吸われていたのです。その傷口に貼るためにユキノシタを庭にいっぱい植えて増やそうとしていたのだと思います。
土が合わなかったのか、環境が合わなかったのか植えても植えても無くなってしまいました。
「おいしい〜〜」
「今日、着物着て良かったです」お母様もニコニコ
思いがけず、家族のランチ会になりました。
「初着物、一人で着られた〜〜!」
お二人は14期生、
前回は 着物とはどういう衣服なのか、着付けの上達の習い方などが中心でしたので、今日初めての着物でした。
展示会ご飯をご一緒に食べてもらいました。
「楽なので、ふつうに食べられました」^^
着物でも、何でもできると自信がつけばいつでも着物が着られます。
所作も身に付きます。
こちらは9〜12期生の着付け教室の方たちです。
ご飯を楽しみにお家で着物を着て来られる方も多くて、皆さんでさながらランチ会です。
当店の着付け教室でお友達になられたグループです。
「着物が好き」「自分で着られたらいいなあ〜」同じ趣味、同じ目標だからすぐに仲良しです。
和気あいあい、とってもいい時間でした。
こういう笑顔を見ていると、私たちも幸せです。
現場でもFacebookライブをしました。お客様のお話や店頭の様子も(許可をお願いして)写しました。Facebookをされている方は見てください。
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見て、触れて、着てみれます。
「京裳苑」で着物を思いっきり楽しみましょう。
* * * * * *
京裳苑とは
京裳苑は毎年6月に京都、平安神宮前の京都メッセで開催しています。
今年で47年目です。
ひたすらお客様の指示があって続いてきました。
何百条もある広い広い会場に、毎年20数社の染屋さん、機屋さん、小物屋さんなどが一堂に出品していただきます。
京裳苑ではさまざまな着物や帯を見放題、選び放題、そして実際に着てみることもできます。
自分の着物を持ち込んで着てみて、帯を合わせるなんてこともできます。
着物好きにはたまらない展示会です。
6月2日(金)3日(土)4日(日)
京都、平安神宮前 京都みやこめっせ 1階
主催 株式会社 山本呉服店
「みやこめっせ」へのアクセスはこちらをクリックしてご覧ください。
[モデルコース]
12:30〜15:40 みやこめっせ集合。着物展示会で着物との出会いを楽しめます。
15:40〜16:00 祇園へ移動
16:00〜18:00 祇園川上で会席料理
18:00 祇園にて解散
自由に祇園の散策をお楽しみください。「由紀子のぎおん推しマップ」を差し上げます。
*3日、4日は10時から会場へ入ることもできます。午前からいらっしゃる方はメッセージしてください。
会費 おひとりさま 18,000円
ご予約の方のみのご案内となりますので、こちらからメッセージをください。
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