着物で自分のイメージを演出できます☆「第46回京裳苑」5
お見立て
笑顔が弾けてとっても素敵です!
紬の生地をぼかしに染めた訪問着です。
紬地なのでふんわり優しい風合いで、柔らかい色になっています。
訪問着と言っても、ぼかし染めだけなので、自分が着たい時いつでも着られます。
Sさまには京都で一緒にいろいろな体験をしたり遊んだりしたいので、前で結んで軽く着られる細帯を合わせました。
実はこの着物の下にも着物を着ていただいていました。
「かっこよく着たいな〜」ということで着られた着物がこちらです。
そのまま一枚で着れば、浴衣となります。
この日は祇園で懐石料理だったので、単の着物として中に長襦袢を着て絽つづれの名古屋帯を結びました。
「絽(ろ)」とは横段(縦も稀にあり)に透ける夏着物や帯に用いられる生地の織り方です。
つづれ織は横糸だけで文様を表現する織でカチッとした風合いの織り方です。
着物や帯の織り方や組織は説明を始めると深すぎて却って難しくなってしまいます。本物を見て「これが絽」「これがつづれ」それが両方合わさったのが「絽つづれ」と見て覚えた方が早いです(苦笑)
製作方法はともかくとして、着られたSさまのイメージが全く違うのがわかります。
さらに、こちらは絞りの浴衣を着られた時です。
着るものによって見た目、与える印象は全く違います。
特に着物はその「人となり」を表します。
見る方も着ている衣服のイメージでその人を判断しています。
反対に考えれば、強く自己表現ができます。
自分が「このように見られたい」「こうありたい」を選んで着ていただきたいと思っています。
そのためのアドバイスにはプロとして磨きをかけています。
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