新卒採用も「人フォーカス」で買い手市場

由紀子の日々

「うち(当店)は結構人気あるんやから」

と言われても、初めてで勝手がわからない~~。どうしていいのやら???

「オールギフ企業展」に行ってきました。岐阜県内の300社を超える企業が求人を募集するイベントです。一畳くらいのスペースのブースです。社長が風邪で急遽代理で行くことになりました。

 

「うちみたいにお金かけてないところは少ないんやから」社長に言われたようにブースを設営してまずは待つことにしました。

 

すぐ近くのブースがやたらと人を集めています。

その会社の担当者が若い。女性2名男性1名が来ていました。

新卒の気持ちは新卒に近い人の方がわかるということなんでしょう。

 

A4のカラーコピーを手に持って見せて呼び込んでいます。会社の敷地がイラストで描かれているようです。

大きな会社だというアピールかな。学生はそれをあまり見ているわけじゃないし、彼ら(募集会社の)もそれを特に推しているわけじゃない。

 

学生がブースの椅子に座ると一人の女性がパワポで説明。

会社の位置アクセス、どんな会社か、何を作っていてそれは何処に使われているのか身近なものに落とし込んで説明していました。入社したらどんな仕事をするのか丁寧に、福利厚生に関することもノミニケーションとか、ディズニーへ会社のお金で行ける、ここ重要!とか彼らの言葉で話していました。

 

どんな会社か、説明するとき、一般的には社屋の写真を入れるのが多いのでしょうけど彼らが選んだのは社長の写真でした。会社に入ったら一人に一人の先輩がつくので悩んでも決して一人にはしません、とか。

 

説明していた女性は2日間、同じフレーズを忠実に何十回も繰り返していました。ここへ来る前にどれほどプレゼンの練習をしてきたかがうかがえました。

 

プレゼンの途中で新しい人が座ると椅子の向きを90度変えて座ってもらい男性がipadを見せながら同じことを話していました。

途中から聞いてもらうのは失礼だし、会社側の言いたいことが伝わりません。他の人に気が散らないように椅子の向きを変える行為も秀逸でした。

 

これは素晴らしい!と 帰りにお話を聞いてみました。

 

つづく

 

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山本由紀子

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明治創業、岐阜の山本呉服店に生まれ着物に囲まれて育つ。大学時代を京都の親戚で過ごし金沢の呉服屋さんで勤め山本呉服店入社、代表取締役。雑誌商業界などで「売らず...

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