日販さんの新しい取り組み、六本木「文喫」へ行ってきました☆本屋さんと呉服屋の共通点
「ここか〜!」六本木ヒルズに向かって地下鉄を上がると目指す「文喫」はすぐ目の前でした。
夏にたまたま手に取った雑誌「自遊人」8月号に「本屋の未来」という特集が組んでありました。とても素晴らしい特集だったのでこの特集号は9月までには完売していました。
自遊人という出版社は新潟の魚沼で「里山十帖」と云うユニークな旅館を自分たちで企画して経営しています。旅行好きな私は旅館経営の新しい考え方と取り組みが面白くて注目していました。
手に取った「自遊人」8月号の冒頭には、本屋はどこの町でも必ずあって人が集まる場所だったこと、それがどんどん無くなってしまった衰退ぶり、それでも本に携わる自分たちが「本の未来」を信じるスタンスが暖かく綴られていました。
感動して何度も読み直す素晴らしい文章でした。
その文章の中の「本」を「着物」に変えても全くそのまま通じることに強く共感を感じました。
その特集が組んであった「文喫」をどうしても見たいと思いました。文喫を運営しているのは「日販」という出版業界の物流やインフラではガリバーのような会社です。
行ってみるとちょうど一周年記念イベントをやっていました。
壁に描かれた文章の素敵さにしばらく立ち尽くしていました。
「今まで知らなかった本と目が合い」とか「まるで恋のように」とかステキな文章に見惚れました。
「一年で本が何人と出会った本か」と云う切り口は面白かったです。
入ったところの一部のスペースはいわゆる本屋さんと同じで無料ですが、奥のスペースへ入るにはカウンターで入場料を払わねばいけません。平日1500円、土日1800円(プラス税)を払ってバッチをもらって入ります。有料の本屋さんってすごいと思いませんか?それだけでもカルチャーショックです!(と言いながら私も入場料を払いましたが)
読書用の椅子と一人分に区切られたカウンタースペースはその日いっぱいでした。丸椅子に座ったり、一段高くなっている台の上で寝転がっている人、空いている椅子を探さねばならないほどでした。
「本が大好きです〜」というオーラが漂っていました。
文喫は新しい本に入れ替わってしまう一般的な本屋さんではなく、過去に出版された本でも読むべき本をきちんと揃えて紹介すると云う使命感を持って運営されています。本を流通させている日販ならではの使命とでも言えるのでしょうか。
何時間いてもいい、コーヒーと緑茶(ちょっといただけなかったな〜)はお代わり自由、別メニューで食べ物もあります。
本棚は想像していたたほど多くはありませんでしたが、その本がここに存在する意味を感じる本ばかりでした。図書館の本の揃え方とは違っていて、本が生き生きしている気がしたのは私の贔屓目でしょうか。
しばらくの間、何冊かの本を手に取り読んでみました。本好きが集まるメッカのような空気感で居心地のいい場所でした。
「文喫」は本に出会うための「本屋」、
「山本呉服店」は着物に出会う「呉服屋」として、着物好きな方があのように集まっていただけるのをイメージして文喫を出ました。
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