キンキンに冷えた「お抹茶」はいかが?
京都の朝、外の気温はもう35度を超えています。
「聞香体験」に一緒に行くお客様をサロンでお待ちしていました。
その間にサロンをキンキンに冷やしました。
果たしていらっしゃった時はもう額に汗がびっしょり!
それでも岐阜から着物を着て西本願寺へ行き、東本願寺までお散歩してから来て頂いたなんて感動です。
先ずはほっとしていただきたいと思い、おしゃべりもそこそこに冷たいお抹茶を出しました。
真夏はサロンでも氷水でも点てられる抹茶をお出ししています。
珍しいでしょ!!
お抹茶は「おふく加減」
お湯の温度が最も大切にされます。
お客様が一口飲まれたところで、点てた亭主が「おふく加減は?」と尋ねるくらいですから。
でも真夏は、やはり冷たいものは嬉しいですよね。
氷水でも点てられるお抹茶を作られた小山園さんに驚きと感謝です。
このお抹茶が欲しいと言われたので、お香屋さんへ行くついでに小山園さんへ寄りました。
町家造りの裏には緑の中庭が見える素敵な甘味処があります。
「真正面に緑の中庭があるのはいいな〜〜」行く度にこの景色に惹かれます。
以前のブログに詳しく書いてあります。
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夏にいいですね〜!☆京都、宇治の小山園の茶「冷水で点てるお抹茶」
お茶碗には水を入れて少し前に冷凍庫へ、お水もキンキンに冷やしておきました。
お茶碗を持った時の冷たさもおもてなしです。
ずっと昔の話ですが、お客様で名人と言われた瓦ふき職人さんのおじいちゃんと話したことがあります。
「瓦ふき」とは、瓦を並べて屋根を仕上げることで、安定して雨が降らない真夏が旬な仕事です。
遮るものが何もない屋根の上で真夏の太陽を一身に浴びながら、照り返しとも戦う仕事は過酷を極めます。
「若いもんはこんな仕事やらんわな〜〜」
木陰で休んでいらっしゃったおじいちゃんは保温できる水筒から熱いお茶を注いで飲んでいらっしゃいました。
ビックリ!!
「なぜ冷たいお茶を飲まないんですか?」
おじいちゃんはニサッと笑って、
「冷たいものの方が口当たりは良いけど、体の中に冷たいものを入れたら熱くなった体と中の温度が違いすぎて、水が煮えたぎるわ。そんなことをしていたらダルくて立ち上がれなくなってしまう。だから熱くなった体とあまり温度の違わないものを飲んだ方が体が楽なんだよ。」
口が欲しがるものと体が欲しいものとは違う
「口が食べたい欲に従っていると、体がすさんでいくから気をつけなさい」とマクロビオテックの先生から何度も言われたのを思い出します。
私は真夏でもできるだけ温かいものを飲みます。
アイスコーヒーは年に3回くらいだけでしょうか。
あのおじいちゃんの教えを思い出しながら、冷たいのコーヒーを口の中でちょっとだけ温めてから体に流し込むことにしています。
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